tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

ヒヨドリとムクドリ

2011年02月18日 15時59分12秒 | 環境
ヒヨドリとムクドリ


 我が家では、炊飯器やその他食器を洗う際に、ごはん粒を流しに流さないで、洗った水と一緒に庭に撒くようにしています。スズメが減っているというので、エサでもやろうかというのがキッカケです。
 「鳥の目、虫の目」などと言いますが、鳥たちは何処で見ているのか、本当によく見ていて、たちまち我が家の狭い庭に降りてきます。スズメが一番多いのですが、この所、季節のせいでしょうか、ヒヨドリがスズメを追い払って食べに来ますし、ムクドリもよく来るようになりました。

 鳥にもいろいろ性格があるようで、ヒヨドリが最も警戒心が強く、先ず、塀際の梅の木の枝に止まって周囲を時間をかけて見回し、落ち着くと、そこで糞をします。そしてエサのところにさっと舞い降り、始終左右を見ながらつついています。

 警戒心の強いヒヨドリは同時に戦闘的で、スズメやムクドリが食べに来ると、羽を広げてその鳥たちの至近距離を飛び、追い払います。
 もう少し暖かくなるとメジロが多く来ますが、メジロはヒヨドリが来るといち早く逃げています。

 スズメやムクドリは、ヒヨドリほど警戒心はなく、直接エサのところに下りてきて、平和共存で、一緒になってエサをつついているのが普通です。 ヒヨドリはそれが気に障るのでしょうか、バサッととその上を飛び違って脅かします。見ていると、スズメはあわてて逃げますが、ムクドリは、体も多少大きいせいか、あまり怖れずにエサをつつき続けることが結構多いようです。

 ヒヨドリのほうは至近距離の枝や地上で更に脅しをかけます。両羽を少し膨らませて、細かく震わせるのがどうも脅しらしいのです。スズメの子が親鳥に同じように羽を震わせてエサさをねだるのはよく見ていましたが、同じ動作でもどうも、鳥によって意味が違うようです。

 ムクドリは、挑戦的なヒヨドリに対して、わざと無関心を装っているように見えます。ワレ関せずでエサをついばんでいたり、トコトコと別の方に行ったりで、中にはえさを食べているヒヨドリのほうにまっすぐ歩いて来て(ムクドリは二足交互歩行です)、ヒヨドリの目の前でエサをあさったりするのもいます。そんなときは、ヒヨドリの方が嫌って飛び立ちます。

 ところがたまたま、梅ノ木の上で、ヒヨドリとムクドリが張り合っているらしいと思えるようなしぐさがあって、うまい具合にその写真が撮れました。ムクドリが大きく嘴を広げているのは示威行為でしょうか。
 「みんな仲良くしたら」といってもなかなか通じないようです。 どこの世界も同じですね。 



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