我が家にはよく蜂が巣を作ります。だいぶ前ですが山茶花の枝にぶら下げた鳥に餌をやる皿の下に蜂が小さな巣を作りだんだん大きくしていました。
そんな雨風に曝される危ない所に蜂が巣を作るのだから、今年は台風は来ないだろうなどと言いながらよく見える様に少し枝を切ったりしていましたら台風より人間の接近の方が危ないと思ったのか、そのあと蜂は巣作りをやめてしまいました。作りかけの巣は、風雨にさらされて、いつしか下に落ちでしまったようでした。
去年は南側の壁の前、チューリップ用の花壇の後ろに置いてある物置兼用の窓の割れたガラスのフレームの中に巣ができていいて、剪定枝用の40ℓの燃やせるごみ用ポリ袋の箱を引っ張った途端、何匹もの蜂が飛び出し、蜂も慌てていたのか、さいわい刺されませんでしたが、驚きました。
今年は先日、花壇がニ菜園になってっミニトマトが赤くなったので採りに行きながら、蜂がいないか気を付けていましたら、いました、いました、今年は戸袋とフレームの狭い隙間の一番奥に巣を作っているのです。
拡大しましと
蜂にとっては人間の手も入らないような狭い隙間なら安全という事でしょう。それよりも、それを見た途端考えたのは「蜂の予言」のジンクス、蜂は安全なところを選んで巣をつくるから、こんな奥まったところに巣を作ったのは、今年は大型台風か集中豪雨化が三多摩地区を襲うかな。これは大変だ、という連想でした。
我が家に巣を作るのは、「あしながばち」の一種でしょうか、小型の蜂です。本当にこうした蜂にも予知能力があるのかどうかは知りませんが、我が家の蜂がきっと心配性で、過剰防衛本能が働いたのだろうから、そんな台風は来ないだろうと思っていることにしています。
それより家内の心配のほうが真剣で、
「夏休みになると、今年も孫やひ孫たちが来ますよ。ミニトマトが生っていれば、取りたいとか、食べたいとかいうでしょう。それで蜂に刺されたりしたら大変ですよ。早いうちに何とかしておいてくださいよ。」という事です。
娘や孫の「お爺ちゃんどうしてくれるの」という怒った顔はそれこそ大変ですし、かといって一生懸命巣作りをしている蜂に殺虫剤のひと吹き「シュー」という残酷なこともちょっとやれないと思い悩んでいるところです。