お世話になっております。
スナイプ3年の大野達也です。
7月は法学部の期末試験があり、テスト一発勝負で単位認定されるため、連日徹夜が続いております。
人間の限界にチャレンジしてる次第であります。
そんなテスト期間の合間を縫って7/16,17,18には七大学戦が行われました。
僕は試験勉強のため16日だけはお休みを頂き、レースの始まる2日目の早朝に合流しました。
今回の大会において僕は運営が用意した他大と共用の支援艇に乗って、2日目は藤田さん、3日目は高原さんと選手の海上サポートをしました。
七大学戦の前、主将の調さん、スナイプリーダーの大根田さんと面談をして、この大会の重要性を認識した僕はサポートの気合が入っておりました。
「俺は東大ヨット部の海上監督や」とやる気は十分でした。
仙台に来る前に、名将落合博満氏の著作を読んだ僕は東大のビブスがなんだかいつもより濃い青に見えた気がします。。。
実際、プレーヤーという視点から離れ、470とスナイプのレースを冷静に俯瞰できたのは良い経験になりました。
出場するのは東大の中で選りすぐりの4艇であるので経験は豊富なはずなのですが、一個一個のレースで気持ちが浮き沈みしているのはとても鮮明に分かりました。
だからこそ、良いレースの時は行け行けドンドンと、悪いレースの時は次頑張ろうと声掛けをしました。
少しでも選手の皆をポジティブな気持ちでレースに臨ませるにはこんな当たり前のことが最善の選択だと思いました。
そんな中で僕が印象に残ったレースが2つあります。
まず一つ目がスナイプの第2レースです。
このレースは東大スナイプが一番崩したレースで、原因はつまらない2件のケースでした。
1上を良くない順位で回った東大スナイプチームは焦りからか、西尾・山村ペアが2上でRSS10条違反(ポートスターボ)、古山・大根田ペアは2下でRSS42条違反(ロッキング)で2回転ペナルティを履行しました。
一方の京大スナイプは手堅い順位でまとめて一気に差が開きました。
この光景を見た僕は正直、怒りが湧きました。
陸上でサポートをしている皆の期待や応援にそぐわない、情けない。
率直にそう思いました。
しかし、感情的になるのが僕の良くないところなので抑えようと思いましたが、帰ってきた選手のヘラヘラした顔を見て思わず、
「笑いごとじゃないですよ」
と口走ってしまいました。
少し後悔はしましたがこれが正直な感想でした。
もし選手に少しでも陸で応援するチームことが頭の片隅にあったなら、あの笑顔は無かったはず。
スナイプチームの弱さが垣間見えた、そんな気がしました。
しかし、その後の2艇は陸の皆の期待に応えてしっかりとレース順位をまとめ、京大と1点差で迎えた最終レースは意地の見せる戦いをして見事優勝しました。
次に印象に残っているのは470の最終レースです。
東大470は京大470に点差を大きく離され、クラス優勝が不可能となり少し士気が下がってるように見えました。
しかし、次のレースは泣いても笑っても最終レースだから悔いのないようにしようと6人皆で切り替えました。
その期待に応えるように東大2艇はスタートからアグレッシブに挑み、調・工藤ペアはトップフィニッシュ、藤田・加藤ペアも追い上げて6位フィニッシュと、東大470の意地を見せてくれました。
確かに今大会において京大470の完成度は高かったかもしれない
しかし、こんなところで足踏みする東大470だとは思わない
全日本でリベンジしましょう
最後に1年生のみんなに…
なかなかレースに気がいってしまい、わざわざ仙台にまで応援に来てくれたのにあまり気にかけることができなくて申し訳なく思います。
まだ入部して間もない時にいきなり遠征があって大変だなと同情すると同時に、こんな早い時期に公式戦に帯同できるのを羨ましく思います。
僕らが1年生の時は七大戦は開催されず、秋インさえも1年生のほとんどは先輩たちの悔しい引退には立ち会えませんでした。
七大学戦での感じたこと、経験したことをぜひ大切にしてほしい次第です。
8月からは怒涛の夏合宿が始まりますが、チームとしての完成度をこの2ヶ月で高めて、来たる秋イン、そして全日本に望みましょう!!
大野達也
スナイプ3年の大野達也です。
7月は法学部の期末試験があり、テスト一発勝負で単位認定されるため、連日徹夜が続いております。
人間の限界にチャレンジしてる次第であります。
そんなテスト期間の合間を縫って7/16,17,18には七大学戦が行われました。
僕は試験勉強のため16日だけはお休みを頂き、レースの始まる2日目の早朝に合流しました。
今回の大会において僕は運営が用意した他大と共用の支援艇に乗って、2日目は藤田さん、3日目は高原さんと選手の海上サポートをしました。
七大学戦の前、主将の調さん、スナイプリーダーの大根田さんと面談をして、この大会の重要性を認識した僕はサポートの気合が入っておりました。
「俺は東大ヨット部の海上監督や」とやる気は十分でした。
仙台に来る前に、名将落合博満氏の著作を読んだ僕は東大のビブスがなんだかいつもより濃い青に見えた気がします。。。
実際、プレーヤーという視点から離れ、470とスナイプのレースを冷静に俯瞰できたのは良い経験になりました。
出場するのは東大の中で選りすぐりの4艇であるので経験は豊富なはずなのですが、一個一個のレースで気持ちが浮き沈みしているのはとても鮮明に分かりました。
だからこそ、良いレースの時は行け行けドンドンと、悪いレースの時は次頑張ろうと声掛けをしました。
少しでも選手の皆をポジティブな気持ちでレースに臨ませるにはこんな当たり前のことが最善の選択だと思いました。
そんな中で僕が印象に残ったレースが2つあります。
まず一つ目がスナイプの第2レースです。
このレースは東大スナイプが一番崩したレースで、原因はつまらない2件のケースでした。
1上を良くない順位で回った東大スナイプチームは焦りからか、西尾・山村ペアが2上でRSS10条違反(ポートスターボ)、古山・大根田ペアは2下でRSS42条違反(ロッキング)で2回転ペナルティを履行しました。
一方の京大スナイプは手堅い順位でまとめて一気に差が開きました。
この光景を見た僕は正直、怒りが湧きました。
陸上でサポートをしている皆の期待や応援にそぐわない、情けない。
率直にそう思いました。
しかし、感情的になるのが僕の良くないところなので抑えようと思いましたが、帰ってきた選手のヘラヘラした顔を見て思わず、
「笑いごとじゃないですよ」
と口走ってしまいました。
少し後悔はしましたがこれが正直な感想でした。
もし選手に少しでも陸で応援するチームことが頭の片隅にあったなら、あの笑顔は無かったはず。
スナイプチームの弱さが垣間見えた、そんな気がしました。
しかし、その後の2艇は陸の皆の期待に応えてしっかりとレース順位をまとめ、京大と1点差で迎えた最終レースは意地の見せる戦いをして見事優勝しました。
次に印象に残っているのは470の最終レースです。
東大470は京大470に点差を大きく離され、クラス優勝が不可能となり少し士気が下がってるように見えました。
しかし、次のレースは泣いても笑っても最終レースだから悔いのないようにしようと6人皆で切り替えました。
その期待に応えるように東大2艇はスタートからアグレッシブに挑み、調・工藤ペアはトップフィニッシュ、藤田・加藤ペアも追い上げて6位フィニッシュと、東大470の意地を見せてくれました。
確かに今大会において京大470の完成度は高かったかもしれない
しかし、こんなところで足踏みする東大470だとは思わない
全日本でリベンジしましょう
最後に1年生のみんなに…
なかなかレースに気がいってしまい、わざわざ仙台にまで応援に来てくれたのにあまり気にかけることができなくて申し訳なく思います。
まだ入部して間もない時にいきなり遠征があって大変だなと同情すると同時に、こんな早い時期に公式戦に帯同できるのを羨ましく思います。
僕らが1年生の時は七大戦は開催されず、秋インさえも1年生のほとんどは先輩たちの悔しい引退には立ち会えませんでした。
七大学戦での感じたこと、経験したことをぜひ大切にしてほしい次第です。
8月からは怒涛の夏合宿が始まりますが、チームとしての完成度をこの2ヶ月で高めて、来たる秋イン、そして全日本に望みましょう!!
大野達也