東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

試乗会一考

2021年04月14日 11時11分00秒 | 新勧

おはようございます。

クルーザー班4年の落合輝です。

いつもより早く桜が散り、駒場正門前の海棠の花も咲いて散り、藤の花さえ満開に近くなった四月二週目の週末は、両日とも試乗会にもってこいの好天となりました。賑やかな海で新入生15人にヨットを体験してもらうことができました。

私は駒場からの送迎と葉山での引率担当でした。自分でも初めての葉山散策を楽しませてもらって、葉山のドーナツを賞味しました。自分が一年生だったときの試乗会を思い出すと、八景島で焼きそばを食べたことと、先輩から「今、入部まで何パーセント?」と迫られたことが真っ先に思い浮かびます。私は1回目は強風で出られず、2回目で乗れたのですが、その時のヨットのことは鮮明に記憶しています。それはスナイプで身を乗り出したときに、脇の下をサーッと過ぎ去って行く海面の景色です。それ以外は特に印象にありません。それだけで私が入部宣言するには十分でした。

新入生をどのようにヨットとヨット部の魅力に引き込むか、という問題には毎年試行錯誤がなされてきたと思います。私は、ヨット部については、先輩の快活な人柄や和やかで活発な雰囲気、活動の非日常性に惹かれました。ヨットについては、実際先ほど書いたあの記憶がほぼ全てで、風で進む乗り物だ、という程度の知識しか残りませんでした。それでいいのだと思います。あとはレスキューの上が寒くて早く戻りたいと思っていました。新入生にとって海上の寒さはいつも予想以上のものです。

ヨット部員の日常や、合宿の他にも数多ある活動の広がり、末長く続くであろうヨットと部員とのつながりなど、ヨット部に入ることで得るものにはヨットに乗ること自体のほかにも多くのことが含まれます。そういったことの全体を、あの春の葉山で自分のこととして想像してみる場として、試乗会があればいいのではないかと、今年の自分は思っています。これは現役部員に読んでもらいたい事でした。


試乗会の後の月曜日は、入学式休みにあたり、私たちは小網代に戻って練習をしました。主将の中野が所用で不在だったので、私と三年ふたり、二年ひとりの四人で出艇しました。そろそろ後輩に引き継ぐときも遠くないんだな、と感じました。その前に一年生を二人、もしくは三人ほど仰秀に呼んで、満足に活動できる状態で引き継がないといけません。毎年毎年ちゃんと一年が入部して活動していけることは、本当に有り難いことだと痛感します。

今週末も、天気がやや心配ですが、良い試乗会になってほしいです。


簡単ですが活動報告でした。



仰秀四年 落合輝


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