大変お世話になっております。
先日引退したマネージャーの小林美緒と申します。
引退にあたって、最後のブログ書かせていただきます。
私は人にあまり本音を言わないし、というか基本的に何も考えていない人種です。
そんな私が、
「ヨット部入って良かったわ。別に。」
全日本選手権の本部船でレース後に言った一言でした。なぜ、こんなこと言ったのか分からないですが、その時の率直な気持ちでした。
入部した当初は自分って必要なのかなと思うことが多かったです。同期マネージャーがとても優秀だったので劣等感を抱いていたと思います。6月頃に「ヨット部辞める!」と母親に宣言したこともありましたが、「みおは継続力だけが取り柄でしょ、辞める勇気も無いし」と言われ呆気なく続けることにしました。
せっかく部活に入ったのなら貢献したいし、必要とされたいという思いで必死で自分の居場所を探していました。その時に、私にとってそれがクルーザー班だという事に気が付いてコミットするようになり、そこから私のヨット部人生が変わりました。元々熱い思いで入部した訳では無かったのに、いつの間にか熱中してしまう日々でした。
同期の香穂と新たなことに沢山挑戦しました。全日本選手権に同行しご飯を作り、朝4時に米を買いに行き、防衛大学の船に乗り、誕生日に強風の中J24の2.3番のポジションの練習を行いました。
また、和歌山の露天風呂で1時間以上の反省会をしたり、100人以上いる授業中に号泣したり、乾燥機の前で寝たりしました。
様々なことをして来ましたが、私たちはなにかと主将や先輩、同期等に直談判などをし散らかしました。船に乗りたい、選手を見たい、運営がしたい、マネージャーについてetc...私たちの悪いところは、頭で考えるより先に感情を実行に移してしまう事です。様々な方にご迷惑をお掛けしたと思うのですが、それを受け入れてくれる方が周りには多くいたという奇跡が4年間ずっと起こっていたんです。ただそれだけでした。ヨット界の私たちの周りの方々が本当に寛容で、私たちは恵まれ過ぎな環境に居ました。
4年間、ヨット部を全うできて、かつ自分たちのやりたい事をしまくれたことが有り得ないことだと思います。私たちが様々なことに挑戦し、熱中できたことがどれだけの方のおかげかと考えるともうよく分かりません。
私と関わって下さった全員に本当に感謝しています。全員です。
ヨット部を引退する事は寂しいですが、出会えた周りの皆様との関係は変わらない一生ものなんですよね。だから、ヨット部に入部して得られたものは計り知れないです。それが始めに記した一言の意味の答えかなと今は思っています。パジャマの柄でヨット部に入部したことを全く後悔してません(入部ブログ参照)。
これからもなんとなくヨットに関わって生きていく気がしてます。ヨット部に入る決意をした大学1年生の時の自分によくやったと言ってやります。
最後に皆様、今まで本当にありがとうございました。
先輩、同期、後輩、家族、他大学の皆様、社会人チームの皆様、畠山さん、LBさん、監督、大家さん、他にも様々な方に支えられてここまで来ました。素晴らしい経験・宝物をありがとうございました。
東大ヨット部の一員であったことを誇りに思います。
そして、東大ヨット部という組織の一員であれたことに心から感謝いたします。
そしてこれからも東大ヨット部をよろしくお願いいたします。
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