東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

八大学戦を終えて

2019年04月03日 15時30分51秒 | レース反省
新3年470スキッパーの松前です
だいぶ遅くなり大変申し訳ありませんが、八大学戦の反省ブログを書こうと思います

以下470チームのリザルトです
4692 塚本 斎藤崇 RET(38)-22-17-11-24-29 計141点 24位
4579 松前 天木 31-21-13-33-22-24 計144点 25位
4452 小野 大橋 26-35-24-35-27-20 計147点 29位
4357 斉藤 廣瀬 19-24-25-28-31-27 計154点 26位

今回の八大学戦はチームとしてかなり重要なレースだったと思います。12月の東北大学戦、八景島レース以降約3カ月ぶりのレガッタで、2ヶ月間の冬の合宿の成果が問われ、春インカレにおいてどれだけ東大が通用するかを試すことのできるレースです。また、春インカレまでのレギュラーが決まり、東北大戦とは異なり上級生を中心とした配艇で臨みました。レベルは関東上位校がほぼ揃い、参加艇数は37艇、コンディションは安定した北風順風という申し分のないレースだったと思います

僕個人としては、これまでは1年生と乗って教えながら乗ることが多かったけど、同期の天木と組んで、どこまでレースで走れるのかが試されるレースでした。同期ペアだとセーリングに対する知識や動作のレベルが近いので、お互い話し合いながら走り、上りレグではクルーがコースを引き、スキッパーがボートスピードに集中するというかたちで分担し、フリーでは逆という配分です。
上位校のスキッパーはコースを引きながらボートスピードも早いので、困ってしまいますが、
天木は、船を走らせながらコースを引いているスキッパーにコース引きで負けたくないし、僕も、キョロキョロしながら走っているスキッパーにボートスピードで負けたくないという感じです
幸い79は良い船でとても走りやすいので、ボートスピードだけでおいてかれることはないようにしようと思っていました



そして、第1レースは少し上有利で艇団が本船に集中していましたが、左の方に風があるから左に行きたいということで、スカスカの下側の方から出ました。スタート直後に潰されることなく一上を13番ぐらいで回航し、リーチングで2艇ぐらいは抜かれましたが、15番ぐらいでサイドを回航しました。サイドマークを回航した直後は近くに船がなく、フレッシュを走っていましたが、周りの船は早く先行艇団にはどんどんおいてかれるし、本来シングルで回るべき早い人たちは後ろからどんどん追いついてくるし、結構焦ってしまいました。冷静にコースも引けず、本来の自分たちの走りもできず、どんどん後ろの艇団に追いつかれるという悪循環でした。そして、1下3分の2ぐらいで後ろから追いつかれた船に上し合いを仕掛けられ、追い抜かれた瞬間に風が一気に入りブローチングして沈しました。その後ビリからスタートし少し巻き返しましたが31点と叩いてしまいました。やはり、あそこでしっかり帰ってくれば20番以内で帰ってこれただけに勿体なかったと思います。レベルの高いレースで前を走った経験があまりないだけに冷静に走れなかったのが原因だと思います。
その後のレースでも一回13番を取れましたが、33番も一回取ってしまい、結果25位と目標の20位には25点及ばず、第1レース沈していなくてもまだまだだなぁという所感です
スタートで死んでも20番前半まで這い上がれたことは自信になりましたが、20番以内をキープするためには色々と足りない所がありました。
1番の課題はスタートで、ピンエンドの混雑集団の所は狙っていませんが、艇団の横で待っていると混雑集団から溢れてきた人たちにスタート前に殺されるのが多いです。ポジションを守るハンドリングや加速、スタート直後の走り出しなどにイマイチでした。
また、フリーは下位集団はどんどんスピードで追い抜けますが、上位集団の中ではタクティクスも必要ですし、それを活かすためには角度を取りつつも止まらない技術や、角度を取らず上りめでもVMGで劣らない早く走れる技術が必要だと感じております。
最近だけではなく、去年からですがマーク際でのタクティクスや競り合ってる状況での動作の精度に妥協してしまいがちなので、そこをシビアにできればもうちょっと順位を上げれる気がします

これからは新歓が続き、春インカレ、個選までは時間がないですが、着実にできる所を詰めていこうと思います

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます

東京大学運動会ヨット部 新3年 松前亮平








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