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治りませんように――べてるの家のいま
今、この本を読んでいます。まず何よりも本の題名がいいでしょ、『治りませんように』なんて。 |
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
精神障害やアルコール依存などを抱える人びとが、北海道浦河の地に共同住居と作業所“べてるの家”を営んで30年。べてるの家のベースにあるのは「苦労を取りもどす」こと─保護され代弁される存在としてしか生きることを許されなかった患者としての生を抜けだして、一人ひとりの悩みを、自らの抱える生きづらさを、苦労を語ることばを取りもどしていくこと。べてるの家を世に知らしめるきっかけとなった『悩む力』から8年、浦河の仲間のなかに身をおき、数かぎりなく重ねられてきた問いかけと答えの中から生まれたドキュメント。
【目次】(「BOOK」データベースより)
記憶/死神さん/べてるの家/浦河弁/なつひさお/救急通い/遭難者/あきらめる/立ち往生/新しい薬/幻聴とダンス/生きる糧/青年の死/ぺてるの葬儀/その人を語る/爆発系/ピア・サポート/撤退/当事者研究/アイメッセージ/収穫の秋/病気への依存/人間アレルギー/治さない/日だまり/苦労の哲学/しあわせにならない
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
斉藤道雄(サイトウミチオ)
1947年生まれ。ジャーナリスト。TBSテレビ報道局の記者、ディレクター、プロデューサー、解説者として報道番組の取材、ドキュメンタリー番組の制作に従事。先端医療、生命倫理、マイノリティ、精神障害などをテーマとしてきた。2008年から日本唯一の“手話の学校”明晴学園校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)