今日は昼からアルネットなどが主催の研修会に参加してきました。
帰ってきて、ネットをいじっていたら こんな文章に出会いました。僕も全くその通りだと思うので断りもせずにアップさせてもらいます。仁藤夢乃さんのブログです。
2015年03月05日(木)
川崎市中学生殺害事件。あなたは声をかけ、手を差し伸べる人となれるか
テーマ:伝えたいこと。
川崎市の中学一年生、上村くんの死を悲しんでいる人は多い。私もその一人です。
だけど、もし彼が今も不良グループの一員として深夜徘徊していたら、あなたは彼に声をかけただろうか。
近隣の方などの「異常さになんとなく気づいていた」というコメントも報道で数々取り上げられています。残念に思います。
街で出会う少年少女たちの抱える問題は、子どもたちだけではどうにもできないものばかりです。大人が勇気を出して一歩踏み出さない限り、変わりません。
そんななか、「川崎中学生殺害事件に極刑を!」という署名集めサイトのページに賛同しシェアする人が、私のFacebookタイムラインにもいます。ありえません。そのページには、こんなことが書いてあります。
「逮捕された主犯は18歳。少年法51条により死刑も求刑できる。本人らの口裏合わせ、野毛山公園の別件、主犯の父親による証拠隠滅教唆も徹底的に追及していただきたい。 カスを生かしておく必要はない。」
こんなものに署名しないでください。
刑を重くすればいいということではありません。
もちろん加害者となってしまった少年がしたことは、取り返しのつかないことです。
しかし、彼らをそこに追いやったのは、こういうサイトに賛同し気軽にシェアしてしまう一人一人、私たちがつくる社会なのです。
排除が排除を生んだ結果としての事件だと思います。ただ力で子どもを押さえつければいいという発想は間違っています。それでは問題はなくなりません。押さえつけられるものではないからです。少年たちの背景に目を向ける必要があります。
彼らが安心安全なもとで、暮らせていれば…。排除しない、一番大切なことです。
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