バタバタと行われた衆議院議員選挙が終わりました。結果は、マスコミの予測通り?でした。それにしても、これだけ私たち国民の願いとかけ離れたことを、やりたい放題でやっている安倍政権が、何故、勝ってしまうのかとイライラしていました。そんな時、私の気持ちを代弁しているような鎌田慧さんのコラムが東京新聞に掲載されました。ぜひ、ご一読をお勧めします。
負けても諦めない 鎌田 慧
「トラトラトラ」(われ奇襲に成功せり)。73年前の真珠湾攻撃で発信された暗号は、米映画のタイトルにもなったが、総選挙での安倍内閣の気分も同じだろう。
しかし、勝利に酔うにしても、トゲのようにのどに突き刺さっているのが、わずか国土の0.6%の存在、沖縄である。
全小選挙区で自民党候補が全員落選した。仲井真知事の落選に次ぐ敗退である。比例で復活しても、自民党につきつけられたノーは鋭い。
名護市辺野古の米軍新基地建設反対は「オール沖縄の意識」という仲里利信さん(77)は、同じ選挙区で、後援会長を務めていた西銘恒三郎氏(60)を破った。
仲里さんは名護市長選挙で稲嶺市長の応援を買ってでた。ご自宅で九死に一生を得た戦争体験から、教科書検定に反対し、米軍基地建設に反対していると伺った。
格差拡大のアベノミクスを生活困窮者が支えている。復興を願う原発被災者が、再稼働を進める自民党に票を入れている。
これから戦場に出て、殺されるかもしれない自衛隊員とその家族が、平和憲法を破壊する安倍政権を支持し、投獄されるかもしれない兵器工場や原発工場の労働者が、秘密保護法を恐れない。
わたくしたちが政治的な力をもてないのは、運動の力と発信力がまだまだ弱いからだ。選挙に負けたって、ぜんぜん諦めないぞ。(ルポライター)
負けても諦めない 鎌田 慧
「トラトラトラ」(われ奇襲に成功せり)。73年前の真珠湾攻撃で発信された暗号は、米映画のタイトルにもなったが、総選挙での安倍内閣の気分も同じだろう。
しかし、勝利に酔うにしても、トゲのようにのどに突き刺さっているのが、わずか国土の0.6%の存在、沖縄である。
全小選挙区で自民党候補が全員落選した。仲井真知事の落選に次ぐ敗退である。比例で復活しても、自民党につきつけられたノーは鋭い。
名護市辺野古の米軍新基地建設反対は「オール沖縄の意識」という仲里利信さん(77)は、同じ選挙区で、後援会長を務めていた西銘恒三郎氏(60)を破った。
仲里さんは名護市長選挙で稲嶺市長の応援を買ってでた。ご自宅で九死に一生を得た戦争体験から、教科書検定に反対し、米軍基地建設に反対していると伺った。
格差拡大のアベノミクスを生活困窮者が支えている。復興を願う原発被災者が、再稼働を進める自民党に票を入れている。
これから戦場に出て、殺されるかもしれない自衛隊員とその家族が、平和憲法を破壊する安倍政権を支持し、投獄されるかもしれない兵器工場や原発工場の労働者が、秘密保護法を恐れない。
わたくしたちが政治的な力をもてないのは、運動の力と発信力がまだまだ弱いからだ。選挙に負けたって、ぜんぜん諦めないぞ。(ルポライター)