今年のノーベル平和賞を受賞したパキスタンの17歳の少女のこれまでの伝記を綴った「マララ」を読みました。書店でも、平積みにしてある今評判になっている本です。

この本は、「小学校高学年から大人まで」を読者の対象と謳っています。
確かに生い立ちの部分は、小学校高学年でも読めると思います。
そしてマララさんが言っていることも理解できると思います。
女子の教育を認めないタリバンの襲撃で重傷を負い、それにもめげず教育なかんずく女子の教育のために運動を続けるマララさんは、素晴らしい方だと思います。そして、史上最年少でのノーベル賞受賞、受賞の際のスピーチは日本の政治家などよりよほどしっかりしていました。
本の中でマララさんは不安なこととして「将来も同じ自分でいられるかどうかときどき不安になるのだ。これまで受けた数々の栄誉にふさわしい人間でいられるかと。」 確かに17歳でノーベル賞まで受賞してしまった彼女のこれからは世界も注目しているので大変だと思います。
「確かに、タリバンはわたしを撃った。でも、銃で打てるのは、体だけ。わたしの夢は銃では撃てない。わたしの信念を殺すことは出来ない」とも述べています。わたくしなど遠く及ばない意思の強い人だと思いました。
アメリカのオバマ大統領と会見した時には「パキスタンでの無人爆撃機を使った作戦には反対です。悪い人をひとり殺すために、罪のない何人も巻き添えになり、かえってテロリズムを広げてしまうから。もし、アメリカが兵器や戦争に使うお金を減らして、教育にもっとお金をつぎ込めば、世界はもっとよくなる」と言い切ったそうです。
本の最後には、パキスタンの近代史の年表がついていました。これを見て驚きました。アフガニスタン、インドと接し、この地域をめぐる紛争、東西パキスタンの分離、そして軍部のクーデターと民政を行き来するパキスタンの歴史、とても複雑で新聞をななめ読みしているわたくしなどには理解できていないことばかりでした。
小学校高学年どころか、わたくしにはいろいろ勉強になり、考えさせられた本でした。
マララさんの生い立ち、子どもの教育、パキスタンやタリバンの実情などに興味のある方はぜひご一読をお勧めします。

この本は、「小学校高学年から大人まで」を読者の対象と謳っています。
確かに生い立ちの部分は、小学校高学年でも読めると思います。
そしてマララさんが言っていることも理解できると思います。
女子の教育を認めないタリバンの襲撃で重傷を負い、それにもめげず教育なかんずく女子の教育のために運動を続けるマララさんは、素晴らしい方だと思います。そして、史上最年少でのノーベル賞受賞、受賞の際のスピーチは日本の政治家などよりよほどしっかりしていました。
本の中でマララさんは不安なこととして「将来も同じ自分でいられるかどうかときどき不安になるのだ。これまで受けた数々の栄誉にふさわしい人間でいられるかと。」 確かに17歳でノーベル賞まで受賞してしまった彼女のこれからは世界も注目しているので大変だと思います。
「確かに、タリバンはわたしを撃った。でも、銃で打てるのは、体だけ。わたしの夢は銃では撃てない。わたしの信念を殺すことは出来ない」とも述べています。わたくしなど遠く及ばない意思の強い人だと思いました。
アメリカのオバマ大統領と会見した時には「パキスタンでの無人爆撃機を使った作戦には反対です。悪い人をひとり殺すために、罪のない何人も巻き添えになり、かえってテロリズムを広げてしまうから。もし、アメリカが兵器や戦争に使うお金を減らして、教育にもっとお金をつぎ込めば、世界はもっとよくなる」と言い切ったそうです。
本の最後には、パキスタンの近代史の年表がついていました。これを見て驚きました。アフガニスタン、インドと接し、この地域をめぐる紛争、東西パキスタンの分離、そして軍部のクーデターと民政を行き来するパキスタンの歴史、とても複雑で新聞をななめ読みしているわたくしなどには理解できていないことばかりでした。
小学校高学年どころか、わたくしにはいろいろ勉強になり、考えさせられた本でした。
マララさんの生い立ち、子どもの教育、パキスタンやタリバンの実情などに興味のある方はぜひご一読をお勧めします。