嬉しい、ワン・コイン募金！

所沢・平和のための戦争展実行委員会では、今年も８月に第２８回の「戦争展」を開きます。私はこの戦争展に、年金者組合の役員になって以来、１０年以上関わっています。

私が年金者組合の戦争展の担当になって以来、始めたことが「ワンコイン・５００円」の募金活動です。
戦争展の実行委員会でも、募金を募りますが、「一口　５００円　何口でも可」の募金です。そのため、募金をされる方は、全員が　二口・１，０００円以上の方です。

私は、年金者組合の募金を取りまとめるにあたり、「ワンコイン・５００円」にこだわりました。これは、みなさん、年金生活者ですからわずかな年金をから割いてもらうにはあまり負担がかからない額としました。私は、ひとりひとりの金額より、募金をしてくれる方の人数をひとりでも多くすることに目標をおきました。

今年も組合員のみなさんに配布した募金の呼びかけです。



年金生活者の組織ですから、高齢者が多いです。それでも実際に兵隊として戦地に行かれた方はさすがにいなくなりました。でも、仲間の中には、兄弟を広島の原爆で亡くした方、父親が硫黄島で玉砕し、父親の顔を知らない方、東京大空襲の中を逃げまどい、戦災孤児になった方などなど、悲惨な戦争体験をされた方は沢山います。

そんな方たちが、わずかな年金の中から出してくれるワンコインはとても貴重で、頭が下がります。

今の世相が「戦争をする国」に向っているせいか、今年は募金をしてくださる方が多いです。既に、昨年の１．５倍の方が募金してくれました。最終的には、昨年比　倍の人が募金してくれそうです。

そんな貴重な募金に応えて、少しでも立派な展示と一人でも多くの方に見に来てもらえるよう努力しなければ　と思いました。

因みに、今年の戦争展のチラシの見出しは

「戦後７０年　平和のバトンをつなぐ」

です。「平和のバトン」をこれからも未来永劫つないでいきたいと思います。