囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

カミユ著「ペスト」を観る・・・

2020-04-16 21:16:39 | 囲碁きちのつぶやき
新型コロナの蔓延で、ノーベル賞を受賞したカミユの作品「ペスト」が見直されているそうです。コロナと比例するように「ペスト」が増刷され、多くの人に改めて読まれていると言われています。

私は、子どものころから勉強嫌いで、本はあまり読みませんでした。「ペスト」も読んでいません。図書館は閉鎖され、「ペスト」を借りることもできません。
 作品「ペスト」が見直されてると聞いて、NHKの「100分で名著」という番組を録画しました。その番組を今日見ました。
 



私が驚いたのは、作品「ペスト」が第二次世界大戦直後に発表されていることで、いろいろ考えさせるととが多かったです。
番組「100分で名著」は、2018年に、4回で放映されたものを今回は一挙に放映されました。



テレビを見て、コロナで振り回されている現在の世界と同じような気がしました。

始まりは、階段でネズミの死骸を見た医師の話から始まります。
コロナの場合、「ネズミの死骸」を見ても、現在の為政者は、「オリンピックのことを考え、見て見ぬふりをしてきた」と思えます。

登場者の中に、「逃亡者」が出てきます。犯罪を犯し、逃げ回る「逃亡者」です。逃亡者はペストが蔓延する中で一番生ききして喜んでいた と書かれています。ペスト騒ぎで逃亡者のことなど誰も気にしなくなったからです。

サクラや、森友で世論の追及を受けてる人がいます。「コロナ」でその人への追及が弱まり、「緊急事態だ」と一番元気が出ている人がいます。作品「ペスト」と同じ構図です。

こう考えると、カミユはすごい人だと思いました。
図書館が開館されたら借りて読んで見たいと思います。
でも、序章を読んだだけですが、難しく、私には最後まで読むのむづかしいかもしれません。
今の時勢とあわせて、ご一読をお勧めします。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする