私は大晦日のNHKテレビ、紅白歌合戦は見ません。昔はともかく、最近では知っているような歌手がまず出ないからです。
でも、今年はこの歌だけは聞こうと思っています。

今日配達されたしんぶん赤旗・日曜版にこんな記事がありました。
77歳で紅白初出場の美輪明宏さんの「ヨイトマケの歌」です。美輪さんは私より2歳年上で同じ経験をしながら育ってきたと思います。
従って、美輪さんの「ヨイトマケの歌」は私たちの世代の人にはごく自然に受け入れられます。
「ニコヨン」「シッタイ事業」など、懐かしい言葉が思い出されます。
「シッタイ事業」は、正確には「失業対策事業」=失業をした人を救済するため、国や地方自治体が働く場を作り、そこで働く人を「ニコヨン」と読んだと思います。
でも、現在はもっとひどいと思います。「新自由主義」「経済のグローバル化」「国際競争力強化」などの名の元に、すべてが「自己責任」で、失業対策事業のようなものはありません。
富める者はますます富、貧しい者はとことん落ちこぼれる、そんな世の中です。それこそ、貧富の格差の拡大です。
美輪さんは自身の体験を「ヨイトマケ」の歌に凝縮しました。6分余の自伝風の歌詞ですが私はその歌を聴くたびに涙が流れそうになります。
大晦日、NHK紅白ではこの歌だけでもぜひ聞いてください。
でも、今年はこの歌だけは聞こうと思っています。

今日配達されたしんぶん赤旗・日曜版にこんな記事がありました。
77歳で紅白初出場の美輪明宏さんの「ヨイトマケの歌」です。美輪さんは私より2歳年上で同じ経験をしながら育ってきたと思います。
従って、美輪さんの「ヨイトマケの歌」は私たちの世代の人にはごく自然に受け入れられます。
「ニコヨン」「シッタイ事業」など、懐かしい言葉が思い出されます。
「シッタイ事業」は、正確には「失業対策事業」=失業をした人を救済するため、国や地方自治体が働く場を作り、そこで働く人を「ニコヨン」と読んだと思います。
でも、現在はもっとひどいと思います。「新自由主義」「経済のグローバル化」「国際競争力強化」などの名の元に、すべてが「自己責任」で、失業対策事業のようなものはありません。
富める者はますます富、貧しい者はとことん落ちこぼれる、そんな世の中です。それこそ、貧富の格差の拡大です。
美輪さんは自身の体験を「ヨイトマケ」の歌に凝縮しました。6分余の自伝風の歌詞ですが私はその歌を聴くたびに涙が流れそうになります。
大晦日、NHK紅白ではこの歌だけでもぜひ聞いてください。
「ヨイトマケの歌」、南房アコさんとは育った時代が違いますのでご存知ないかと思います。
苦しい生活の中で生まれた日雇い労働者の歌です。貧富の格差が広がる時代だからこそ、こんな歌も聞いて欲しいと思います。
「ニコヨン」「失対=失業対策」などの言葉が当たり前のように聞こえてきた時代に育ちました。
それだけに「ヨイトマケ」の歌は私の子どもの頃そのままです。そんな下積みの労働者に支えられて今の日本があるのです。でも、その日本も格差の拡大やグローバル化などでまた根本から変わりそうです。それが心配です。
確かに長い歌で6分余かかるようです。
でも、歌詞が物語風で途中をカットしたり、途中で切ってしまうのもおかしいと思います。
やはり、全部を歌ってほしいと私は思います。