欠陥ヘリコプターのオスプレイがまた2件もトラブルを起こしました。
昨日の東京新聞です。

私の住む所沢市の米軍所沢通信基地にも、7月2日以来、何回もオスプレイが離発着しています。今回の事故も、所沢市民としても看過できません。
所沢では、以下のように市民団体が所沢市長に申し入れを行いました。その眼目は、申し入れの⑤です。過って、市長を先頭に基地返還運動を行ったように、オスプレイに対しても市長が先頭になり抗議行動をとって欲しい と言うものです。
所沢通信基地へのオスプレイの発着は、「通信基地の機能強化」であり、「基地全面返還は市民の願い」という市是とは真逆だからです。
事の重大さを市長が再認識して、申し入れの主旨を重く受け止めてくれることを願ってやみません。
以下が、市長への申し入れです。
平成30年7月30日
所沢市長 藤本 正人 様
市民が主役の市政をつくる会
共同代表 持丸邦子、鴨川孝司
申 入 書
平成30年7月2日にオスプレイ(CV22)1機が米軍所沢通信基地に飛来し、着陸しました。本件に対し、所沢市は市長名で防衛省北関東防衛局長あてに飛来と着陸の目的等の説明を求めたところでしたが、この要請を無視するかのように7月11日にも同基地上空を同機が飛来・旋回しました。これに対し、7月12日付けで再び同局長あてに市は強い抗議をされました。しかしその後も同機の飛行が認められています。
2度にわたる市の要請と抗議を全く無視するかのようなオスプレイの飛来は許されるものではありません。私たちは市の抗議を全面的に支持します。
そして私たち多くの所沢市民の共通の声をお届けし、下記事項を申入れます。
記
1)米軍所沢通信基地へのオスプレイの飛来と離発着を即時中止するとともに、今後とも飛来し
ないことを防衛大臣と米軍横田基地司令官と約束をしてください。
2)平和な所沢のまちを守ってください。
オスプレイCV22は滑走路のいらない、垂直離着陸機で米軍の特殊作戦部隊を乗せて、超低空で敵地に侵入し強襲作戦を行う「実戦の軍用機」といわれています。
その危険な任務の訓練のために所沢通信基地が利用されることは許されません。
3)所沢市民の静かで、安心、安全な生活を守ってください。
オスプレイは墜落事故が多発し、「空飛ぶ棺桶」とよばれています。
そのオスプレイが市役所をはじめ、多くの公共施設・病院や学校が集中し、民間住宅が密集している、
通信基地周辺に飛来し、離発着することは騒音とともに市民生活を脅かす極めて危険な行為です。
4)建設中の基地内東西道路周辺の、安心で安全な交通環境を保障してください。
現在所沢通信基地において、多額の市費が投入されて、東西道路の建設が行われています。
開通した際に安心して、安全に通行できる道路環境にしてください。
5)市長におかれてはオスプレイが飛来・離発着させないために、抗議の先頭に立ってください。私たち市民も所沢の平和と安全安心な市民生活のために、市長の後ろ盾になって抗議の活動を起こします。 かって、新井万平市長は基地返還を求めて市民のデモの先頭に立ちました。その力が当局を動かし、今日までの基地返還につながりました。この歴史的経験を今、活かすべきと考えます。
以 上