明日29日(火)まで渋谷の東急東横店で開催されている「世界の中古カメラフェア」に行ってみましたよ。デパート内なので撮影が出来ないのが残念ですが・・I.C.S輸入カメラ協会の主催なので、舶来カメラが中心ですので国産のPENなどは僅かに見かける程度でした。会場で聞こえてくるのは中国語です。中国人のバイヤーが買付に来ていて、ショーケースのカメラをまとめ買いなど大量購入が目立つようです。日本のクラカメブームの時は世界各地で日本人バイヤーがライカを買いあさって、世界中のライカは日本にあるとか言われましたが、現在は中国に流れていくようですね。で、20年ぐらい前にブラック塗装をしたバルナックⅢfを引っ張り出してみると・・あ~ぁ、シャッターが切れません。
当時、幕交換をしたのか忘れてしまいましたが、幕の劣化により固着をしているようです。
応急復帰で作動を始めました。久しぶりにライカを触ってみると、機械としての完成度や材質が素晴らしいですね。
この個体は、メッキが痛んでグッタペルカもはく離した状態で入手をしたと記憶しています。シャッター幕を交換してルフトワッフェングレーにしてみたい気もします。
PENの設計者、米谷さんが学生の頃に使っていたⅢfとPEN-FVを並べてみると、サイズがよく似ていますね。手になじんだサイズがPEN-F系の設計に影響をしているのでしょうか。
このFVもリペイントしてから随分と時が流れました。シリアル下に米谷さんのサインを頂いています。私がグレーのFVを差し出すと「ニャ」っと笑われたのを今でも覚えています。
はい、宝物です。
しかし、この頃はかなり痩せられて、体調はあまりよろしくないようで心配をしておりました。まだまだ、他のPENもリペイントをしてサインを頂こうと思っていたのに残念です。