じつはもう一台の初期型が付いて来ていまして、#3301XXX ですが、裏蓋の彫刻文字はこのようになっています。内部の仕様はあまり変わりませんが、市場価格は大きく変わるのですね。部分的に色入れが抜けていましたので入れ直してあります。
前の個体と同様の作業をして仕上げます。沈胴の調整とシャッターユニットのオーバーホール。
圧板が一番早く変更されたようですね。巻き戻しレバーの規制バネはまた1本タイプだし、スプールも初期型。内部塗装も普通の艶消し黒塗装です。
これはクセナー付きの以前に手がけた個体ですが、フィルムのコマ間が揃わない不具合が発生しました。原因はピンセット先の部品が上下にスムーズにスライドしない? か微妙な感じ。分解清掃とグリス塗布で組みます。この不具合は、使われている樹脂部品の表面が荒れて来ているのが原因と思われ、稀にありますね。
前回出荷の時にはレバーアテは壊れていなかったのに、使用されると短時間で壊れてしまう教訓。交換をして戻します。
トミーのリペイント (tomys800.sakura.ne.jp)