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芽吹きの季節



                   小鳥達は
                   めまぐるしく動き
                   新しい芽を突き




                   ふと思い出す




                   春になると
                   小走りになり




                   今出たばかりの
                   小さな草の芽を摘んだ・・・




                   春になると
                   心弾んだあの頃を




                   春は
                   小さきものの
                   心の戸を叩き




                   広い世界へと・・
                   少し大人の世界へと



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艶やかに



                 肌を刺すような風は
                 変わらないけれど




                 日差しは春・・晴れて
                 昨日の桜へと急ぐ




                 また違う
                 桜が見られると




                 人ごみをすり抜けて
                 たどり着くと




                 逆光の白い花びら
                 透けて飴色の葉




                  一番綺麗に咲いている今日
                  晴れてよかったと




                  ゆっくりと眺めながら
                  間を開けてシャッターを押す




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美しい葉と



                  毎年
                  この桜の根元で
                  足を止める




                  満開の
                  ソメイヨシノの間を




                  桜気分に染まって
                  辿り着くのがこの桜




                  今年もまた開き始めて




                  曇り空に似合う大人色




                  一年が
                  短く思えた瞬間




                  この葉がいいのだと




                  少し赤みを帯びた茶の
                  この葉がいいのだと気づく

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さくらの頃に



                  三姉妹・・いやサンババ?




                  集まれば
                  こちらへ・・ミューケゲ・ブラン




                  この日の空模様
                  あいにくの雨




                  ちらほらの桜を
                  愛でる気持ちなど飛んで
                  ランチへと・・・




                  諦めた桜はなんと!
                  テーブルの上で




                  オードブルで
                  器の花びらで
                  デザートのジュレで




                  お味も春
                  目で楽しんで春




                  帰りの雨は
                  気にならず




                  花歌交じりの
                  桜の季節

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連翹の黄色い花



                 家々の垣根越しに
                 この花を見つけると




                 もう春は
                 後戻りはしないと




                 連翹の黄色は
                 春の味方




                  暖かさの中で
                  出会う花




                  薄手のコートでは
                  まだ寒さを感じる今年・・




                  それでも
                  満開の黄色は




                  思い切り
                  季節の垣根を
                  飛び越えさせてくれて

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さくら・花期



                  舞う早咲きの桜と
                  心行くまで遊んだ後




                  ソメイヨシノを
                  どれほど喜べるかと




                  寒い春
                  ようやく開き始めた
                  ソメイヨシノを前に




                  こんなにも
                  美しかったかと・・・




                  かすかに染まった
                  優しい桜色は




                  レンズを覗く目に
                  初々しく微笑みかけ




                  新鮮な想いで
                  まだ堅い蕾を見上げる

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だんだんと・・・



                  東京が白い雪に
                  覆われる前




                  春を見つけたと
                  喜んで・・・それから・・・




                  こんなにゆっくりと
                  春へと向かう
                  花もあるのだと




                  だんだんと
                  一つ花開き




                  二つ花開き
                  待って・・待って・・




                  灰色の
                  ビロードのような蕾が




                  やっと!
                  黄色と白の愛らしい
                  小さなボンボンになって




                  だんだんとを楽しんだ
                  三椏の花

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幸せ色に包まれて



                  桜色がおしえてくれた
                  優しい色




                  手のひらを広げて
                  花びら一枚




                  小さな幸せ
                  そっと握って




                  こっそり広げて
                  確かめる




                  一枚が染め上げる
                  桜色の世界




                  静かに深く
                  息をすれば




                  見るものすべて
                  幸せ色に包まれて




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戻りたい道もある



                  心地よい桜色の中
                  ふと振り返る




                  戻りたい道もある




                  置いてきた
                  雪景色を拾いに




                  雪の中の丸い穴で
                  冬眠中の枯れ葉




                  木の葉の上で
                  星を描く雪




                  もう二度と出会えない
                  一コマの画だけれど




                  もう一度会いに




                  戻りたい道もある

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神田界隈



                  神田界隈
                  歩いてみれば・・



                  
                  どこか
                  男の町・・学生の町・・





                  お腹も空いて・・
                  さあどこへ?
                  と思えど




                  ランチ♪ではなく
                  昼めし!なカンジ




                  それでもちょっと
                  ここならオーケーと
                  入ってみれば




                  食った食ったで
                  腹いっぱい!と
                  言いたくなるような・・量!




                  さあそれでやっと
                  難しげなこの町に潜入




                  目的の
                  展覧会場へ急ごう!




                  少しは
                  空っぽの頭の中にも
                  何かを入れて帰るか!

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