四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
いつか・・・

いつの間にか
薄紫の蛍袋に混ざって
白い蛍袋が咲き

数年咲いて
またいつの間にか消えた

今年も
薄紫の蕾は膨らんだ

白い蛍袋を見ると
また咲くのではと
夢を見る・・

和紙の様な
白い蛍袋に
蛍がそっと入って

明かりを灯したら・・
これも夢

蛍袋のくれる夢は
ほんのりと・・
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変わり行く街の中で

わが散歩道
井の頭公園のある街

若者と古いものと
そして自然のある街

今また急に
変わり始めて

どこか
落ち着かずに
足が迷う

今日もまた
この花の向こうの
テニスコートが
変わろうとしている

心落ち着く
馴染みの散歩道

変わらずに
いつまでもと

少し飽きた
この風景も・・
すっかり飽きても
ここにあってほしいと
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深い緑の中を・・・鎌倉にて

空気が違う・・
緑が違う・・・

坂道を歩きながら
心地よい世界へ入っていく

深い緑の向こうに
透明な光が

とどかない光に
どこまでも深い

それだけで・・・
しっとりと涼しく

石畳の湿った灰色さえ優しい

ゆっくりと
静かに進む・・
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鎌倉散歩・・鎌倉文学館

日差しは初夏
空は青
雲は白

鎌倉の駅から
友と三人で
バスに乗る

降りた足元に
タイルの案内が

坂を上がり始めると
周りは急に深い緑

ひんやりと
涼しい空気に変わり

鎌倉文学館に
たどり着く

かつて作品の
原稿は手書き

それぞれの文学者の
味わい深い
文字に見入る
外を見ると
今 バラの季節
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竹馬の友

竹馬の友!
というより・・
ままごとの友

縁側の下に
ゴザを引いて
ままごと遊び!

そのままごとに
必ず参加していた
この友・・ハルジオン

あの頃はヒメジオン
そう思っていた
この友の役は・・

いつも目玉焼き!!

春になって
この花に出会うと

暖かな春風の中での
ままごと遊びを思い出し

ハルジオンの花
ひとつひとつが
幼き日の友の顔に
見えてきて
「ごはんですよ!」の声が・・
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白と緑と青と

花の白 葉の緑 空の青

白と緑と青の色が変わった

白は白さを増し

緑と青は
鮮やかさを増した

夏の白 夏の緑 夏の空

もう寄りかかれる風など無く

思い切り背伸びをし
できるだけ手を伸ばし

花と・・太陽を睨む
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水玉のある風景

雨の日の灰色の空

少し沈みがちな風景の中

傘がが触れると
キラキラと飛び散る水玉

もったいないと
そっと通り抜ける

雨で洗われた葉の上で
水玉は留まって

鮮やかな緑・・くすんだ緑・・朱

どの色にも馴染んで
いつもの風景が消えて

一枚の絵の様に
色が生きる
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藍染・人形展・・根津・りんごやさんにて

日本人形・・民族風人形・・
愛らしい少女・・と思うと

クマさん・・ブタさん・・
ネコさん・・ウサちゃん・・
楽しそうな動物たち

高校時代の友人が
仲間と藍染と人形展を

是非見てみたいと
カンカン&友人三人で!

きっと
ワクワクしながら
作ったに違いない

やんちゃそうな子
あどけない子

物静かに
読書をする子と

イメージ豊かに
色々な世界を作り上げて

作者はどの子に近い?
なんて考えながらの
楽しく・・賑やかなひと時

りんごやさんの
雰囲気もお茶も
ケーキも美味しくて

最終日だったのが残念
今度はもっとはやく
お知らせしましょう
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ちょっと不思議花

とても愛らしい花だけど・・
不思議!

ハート形の蕊は十本

よーく見ると
傘のようでもあるし
落下傘のようでも・・・

「こんな蕾 他にはない」
と思えるような蕾は・・

和菓子のよう・・
いやメレンゲのようでも・・

いやいや
アポロなんていう
チョコレート菓子・・これを真似した?

そんな・・この花
不思議と!美しい

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