四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
冬のダリア

ダウンのファスナーを首まで締めて歩き出す

木々の黄色い葉に足を止めながら

踏みしめる枯れ葉は茶色

少し不満はあるけれど・・・

赤い木の実への挨拶はご機嫌に

と・・突然目の前に色とりどりのダリアが

最後の・・冬のダリア

華やかに咲くそこだけ世界が違って
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やっぱり赤い実!

久しぶりにちょっと遠い公園へ

カメラで落ち葉ひろいに

ようやく変わり始めた葉・・葉・・

落ち葉は茶色の間にようやく赤や黄色

黄色と赤の絨毯を期待していたのにと・・

見あげた空に赤い実が・・

木の実だけは律儀に色を変えて

時の進みはやっぱり赤い実とだよね
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穏やかな空気は・・

日は天少し降り

目の前に鎮座しにこやか

赤い実はその日に包まれ穏やか

穏やかな空気はゆっくりと広がり

この穏やかな空気を消すのは・・誰!!

消されぬようにポケットに入れて帰ろう

時々ポケットから顔を出し

穏やかな息をふーっと吹き撒いてよ
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ちょっとだけ秋気分

急な寒さ北の山々にやっと雪の情報

それでようやくもう冬と気づいた

気温の暖かさも木々の葉の緑も

秋であることでさえ忘れさせ

のんびりと秋を待っていたけど・・

赤い実の自己主張だけは受け止めて

ちょっとだけ秋気分に擦って

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あぁ・・鳥の季節に!
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声はすれど・・・・

声はすれど・・・

ちっ・・ちっ・・ちっちっ・・ちっ

じーーっと見る・・けど

微かに揺れる枯れ草

根元を見ると・・

いたいた・・アオジ!!!

無心に小鳥と追いかけっこ

荒れ始めた周りをふっと忘れたひと時に
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秋から色が消えた?

秋深し・・のはずなのに

情けない曇り空

そんな空にも枯れ葉は似合うはず

なのにどうしたことか・・

今年は赤も黄色も見当たらない

ただ茶色の枯れ葉が水面に・・

黒い枝影と灰色の空を映し

渋い茶色とベージュの枯れ葉模様

少し寂しげなしっとり秋もまたいいものかな
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目から落ちた鱗

友人と井の頭歩き・・鳥が見たいと言う
水生動物園をあるいている時のこと

世界一小さなアヒル・コールダックを
係の方が撫でさせてくれると柵の外に

しばらく鳥を眺めながら一回り
元の場所に戻ると交流時間終了に

係の方が「おいで」というと
ちょこちょことついて行く16歳ダック

友人と私と若い女性3人が見送る・・っと
隣の若い女性がダックちゃんに
15年ぶりに会ったんです・・と

今は猛獣マニアでほか動物園で追っかけに
白くまが可愛いとメロメロ

噛まれなければ飼いたいくらいよねと私
すると彼女・・戦争で殺されそうになったら
クマに抱きつき噛まれて死んだほうが素敵

戦争よりクマにか噛まれたほうが本望か・・
サラっと言った彼女の言葉
そうだよね・・ずっと自然だわ

このほうがずっと自然だと・・
目から鱗が落ちた・・
この彼女コールダックのガーちゃんは
係の方が卵から孵化させたのよと・・
不安な時代心温まる人との出会いだった
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いま・・・

どうにもすっきりしない日々が続いている

9.11の頃は日本人も巻き込まれてはいたけれど
日本では起こらないことであろうと思っていた

原発の事故も同じ・・ところが
原発事故と同様テロも今となっては・・

安保法制がが可決した今となっては・・
いつどこでどうなるか安心保障はなくなった

自衛隊後方支援など行えばさらに
危険度は増すのであろうと

テロには屈しななどと言っているけど・・
テロを寄せ付けない知恵も・・と思う

テロの被害者もだけれど
空爆での被害者もまた大切な命なのだから
犠牲者が増えない解決を・・無理なのだろうか
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