四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
銀座・懐かし散歩
銀座・・ひと頃の賑わいが消えて
華やか過ぎる色もまた抜けて
それでも
元気な足取りで通り過ぎていく人・・
肩がぶつからない程度の距離感
温かな人影・・
そうか・・懐かしい街の色
どこか昭和の香が漂って
思い出が蘇る
レトロな銀座散歩
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
木の実の帽子
暖冬続きのここ数年
吐く息の白さなんて
忘れかけていた
白い息を見つけると
子供の頃の様に
何度も大きく息を吐く
そのうち体も冷え切って
息の白さは消えていく
やっと辺りを見回して
冷たい風景に気づく
こんな日に見つけた
木の実と帽子
吐く息よりは
真っ白だけど
光にも似合って
いつもの
寒々しい木の実が
生き生きと
美しい風景に変えていた
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
赤い姫リンゴ
エナガ見つけ!
シジュウカラ見つけ!
すっかり葉を落とした
紅葉の木に忙しく出入り
どこから来るの?と
隣を眺めると・・・
真っ赤な姫リンゴ
幾羽ものメジロが
まわりをまったく気にもせず
姫リンゴの
赤い実から赤い実へと
満足そうなその目には
カメラなんて
目に入らないらしい
ほんの目の前の
赤い実にも
こちらも大満足な大接近!
コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )
スズメのいる風景
スズメが一羽
そぉーっと一歩近づく
バタバタバタと
10羽ほど飛んで散る
賢い!さぁーて・・
どれを追いかけるか
ぐるりと一巡り
みんな知らんぷり
ピクリともせず
北風に揺れて
その澄ました顔が
風景に馴染んで
枯れ葉色の羽は
寒々しい世界を
温かくしていた
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
氷の花
時々深く息を吐く
白い息はだんだん薄らいで
日は真上近く
氷の花は少しづつ形を変える
まだ少し暖か味のある手で
触れて形を変えてみたい
いや・・
このままそっと
自然の芸術家の
作り出すものを眺めて
一瞬一瞬の形を
冷たい色を心の中に
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
雪の朝
雪の降る一夜が
明けた朝
冷たく寒いのに
お日様は笑顔
枝にしがみついた
雪はまだ凍っていて
一番最後まで
融けないのはどれ?
などという
競争をしていそう
ぽたぽたと
雪融け音を聞きながら
頑固な氷雪を
楽しく眺めて・・
冬の一番楽しい時
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
氷椿
昨夜の雪は
すっかり凍りついて
所々の雪の白が
紅を明るくしていた
冬の赤い椿は
当たり前の景色になって
ひっそりと咲いていたけど
一夜で風景は一変して
新しい椿の表情
きりりとした寒さの中で
可憐で健気
朝からの日差しで
融け始めた雪が
きらりと光って
紅の椿を飾ってた
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )
小枝に寄り道
冷たいみぞれの中
元気に楽しそうな実が
ちょっとひねくれ者は
地上への旅の間寄り道
小枝の上心地よさそう
寒くない?
ちっとも!
答えてくれたような気がした
晴れた日より美しいよ
もう一言付け加えたかった
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ |