goo

IRO・・いろ・・な・・色



                  色が・・いろいろ
                  数えたい気も・・するけれど




                  赤系・・茶系・・黄色系・・




                  グラデーション
                  反対色




                  素直な葉の形に
                  凝った色




                  あ~
                  神様も考えたものだと




                  立ち止まって
                  眺めて・・さあ・・




                  数えようか・・

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木の実のなる頃に



                  五月・・
                  爽やかな風が吹く頃

                  「いつもの風景の中に」




                  青い空に映える
                  白い花を咲かせ




                  時がたち
                  曇り空にシルエットを
                  浮かび上がらせた花が

                  「花びらが散って」




                  まるで
                  音符が小枝に集まって
                  楽しい曲を奏でるように
                  小さな丸い実をつけた




                  一つの季節の境目を
                  あっという間に越え




                  いつの間にか
                  もう一つの季節の境目が
                  目の前に・・




                  速過ぎる
                  季節の移り変わりも
                  自然の知らせに
                  穏やかな気持ちになれて

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緑色の葉に添えて



                  枯れた枝々に
                  絡みつく蔓
                  重なり合う葉




                  葉の隙間から
                  季節の変わり目の風が
                  ゆっくりと抜けてくる




                  葉は気のせいかと思うほど
                  僅かに揺れて




                  まだ変わらぬ緑の葉は
                  暑さを際立たせる




                  冷たい・・
                  冷たい緑色・・
                  あの日




                  空っぽの心に
                  この冷たい色が心地よく




                  一枚二枚手折って
                  時間を埋めるように
                  細い鉛筆で描いたデッサン




                  残ってもいないデッサンは
                  もしかしたら・・
                  完成しなかった
                  一枚の葉だったのかもしれない

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夏の光の中で


                  強い光の中で




                  紫の小さな実は
                  キラキラ輝いて




                  もう実のなる季節に
                  なったのか・・と




                  秋に見た紫の実は
                  深い紫が光を受け止めて





                  秋に馴染んでいたけれど




                  夏の紫は挑戦的に




                  黄色い光を
                  思い切り跳ね返して




                  夏の光の色を変える

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睡蓮の訪問者



                  「ごめんください」と
                  言ったかどうか・・・




                  葉の上に
                  小さな訪問者




                  親指姫なんて
                  思い出しながら
                  横を見ると




                  茎に二匹の訪問者




                  やさしい色の睡蓮は
                  童話の世界の
                  幸せ気分を運んでくれて




                  かえるやバッタの
                  気分になって




                  気持ちだけ
                  陽気に・・睡蓮の上


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睡蓮マニアがいるそうな・・・



                  睡蓮マニアなんて人が
                  いるものだから




                  どこかで
                  睡蓮が咲いていると




                  アンテナが
                  ぴぴっと動いて
                  睡蓮行き!




                  やったー!と
                  喜んだまではいいけれど




                  これからどう撮るかが
                  重い課題!!




                  とりあえず
                  たどり着いただけで
                  「誉めてもらおう作戦」




                  作戦だけは
                  大成功♪

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秋への予感



                  窓を開けると
                  ひんやりとした
                  空気が入ってきた




                  暑さから
                  逃げ続けたこの夏




                  このまま
                  夏に「さよなら」をするには
                  少し後ろめたさが残って




                  慌てて
                  夏を心に留める




                  秋の予感に
                  今頃になって・・




                  名残惜しい夏が
                  浮かび上がってくる

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秋へと向かう



                  風は少しばかりの
                  涼しさをおいて
                  通り過ぎ




                  涼しさは
                  いまだに
                  勝ち目のない
                  暑さにかすむ




                  ただ
                  自然は正直




                  時にあわせて
                  真夏の階段を
                  一つづつ降り始めた




                  夏の揺るぎない
                  深い緑も




                  秋の気配を察し
                  意地を捨て始めて




                  あとは
                  時と葉の色変わりとの
                  追いかけっこ



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君よ知るや南の国



                  雲の切れ目から
                  太陽はこれでもかと
                  照りつける




                  すぐ向こうに
                  温室が見える・・




                  暑さダメ押し?
                  とも思ったけれど




                  こうなれば
                  どこも同じ!と
                  思い切って入ってみる




                  ・・と 涼しい!!
                  蘭なんてクーラーの中




                  いつの間にか
                  南国を追い越すような
                  暑さになったのかしらと




                  いつか
                  こんな花の咲き誇る
                  街道を歩くのかと




                  鮮やかな花の中で
                  余裕もなく
                  思っていた

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花・・まん丸



                  小さいまん丸
                  大きいまん丸




                  つまみ細工のような
                  七夕飾りのような




                  懐かしさが
                  一つ一つの
                  花びらに詰まって




                  真夏の乾いた土に
                  似合って




                  汗の吹き出る
                  暑さに似合って




                  うるさいほどの
                  蝉の声に似合う




                  まん丸の
                  夏の花ダリア

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