四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
南天の白い花
み~つけたっ!
公園の歩道わき
南天の白い小さな花が続く
この花があの赤い実になると思うと
愛らしさもさらなり
南天の赤い実が大好きで
お正月花にと抱えて帰ったことがあった
また実のなる頃に会いに来るから・・・
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夏は黄色と決めこんで
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いつかあった健全な夏の日
すがすがしい薄紫
濃い緑のしっかりしたガクが夏らしい
団扇の絵になりそうな花を見ていると
暑さの中でもほっとする
人気のない公園で健気
ふーっと夏の光景が浮かんでくる
かつてあった終わった夏の日は
いつも確かに健全であった・・と
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暑い日の爽やかな光景
正午を知らせるチャイムが小さく響く
太陽の直撃を受けた広場は誰もいない
日影のベンチには本を読む人が
赤いユリの花を見つけてその脇を通る
気づきもせずにその人は本を読み続ける
涼しげで爽やかな光景
こんな風景に出会いたくて
暑さを忘れてここに来た気がした
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物語の始まりは雨の日
六月のアジサイはすこぶる元気
無邪気に開いた花びらとも思えるガク
葉の勢いや小さな花たちの迷いない姿
ここから始まるあじさいの一生
秋そして冬まで華麗に続く
物語の終わりに雨が似合いすぎる
そんな歌があったけど・・
始まりもまた雨が似合っていた
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小雨の散歩道
雨降りの予報・・にもかかわらず
散歩道はひっそりというわけでもなく
ワンコさえもがしっかりと歩いている
軽い雨は悪天候にはならない今日この頃?
買い物ついでの急ぎ足も遅れ気味の足事情
その分ゆっくりと眺めながらの散歩
「ねえ見て イトトンボ!」と少年
「いいねぇ いっぱいいるの?」
都会の水辺はそれでもまだ自然が残り
アメンボの形が素早く移動していく
自然は何よりもの栄養だよと
走り去る少年に言葉投げかけたいけど
とりあえずその言葉自分に向けよう・・・
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