四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
寂しさが傍にいる日には

寂しさが傍にいる日には

眩し過ぎる明るさは
心に重過ぎて

色のない優しさが
欲しくなり

手に取るもののない
軽さが気持ちを広げる

一つ二つと
切り捨てていく
重さと軽さを

受け止めてくれる
心にも残らないような風景が

傍にあってくれれば・・
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時には・・・

時には
こんな艶やかな
薔薇の花を!

色とりどり・・
ありとあらゆる
薔薇の中で

ひときわ目立つ
ローズ色

見つけたとたんに
直進!!

辿り着けば
人だかり

こんな華やかな薔薇
ほんとは・・
独り占めして

花束にして
もってかえりた~い♪
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赤い花が似合う頃

少し秋風を感じる頃に

赤味を帯びた葉の間から
赤いアジサイの花が

そこここの花々は
紫や赤の実に
姿を変えているのに

いつまでも花のまま
季節の額縁に馴染んで

冬の白い額縁が
一番似合いそうだと

下を向いた花びらに
そっと教えたかったけど・・
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秋風に揺れて

秋風に揺れて
コスモスらしさは
増すはずなのに

秋風に触れることも無く
北風の到来

肩をすくめて
震えて歩く

数日前に
やっと掴まえた
コスモスの姿が

遠い昔の様に
記憶の片隅に
追いやられ

いやいや片隅に
追いやるなんて
せっかちな記憶に
文句を言いながら

やっと探り出し
ほーらコスモス!

どこかに秋は
やっぱり来たはず
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収穫のとき

刈り入れ後の
積まれた稲

見事にならんで
この最後の姿にこそ

作った人の愛情を感じて
温かな農村風景

小さなカエルにも
遠い昔の毎日目にした
田畑を思い出す

農作業をする
おじさんの横で

トンボを追いかけたり・・
麦を一本抜いたり

怒られたりもせず
こんな風景の中に

人の温かさもあった
《昔の久我山周辺の風景》

富士見が丘にて

久我山・我が家の前の雑木林

神田川沿い・散人家付近らしい

久我山周辺のレンゲ畑
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通りすぎる季節の中で

いくつもの言葉が通りすぎる

いくつもの音が通りすぎる

いくつもの花が咲いては散っていく

時々は掴んでみる

そっと手のひらを開いて・・

心に乗せてみる
軟らかい?

時々は・・
思い切り放り投げ・・・捨ててみる

通りすぎる季節の中で・・
少しは季節に触れてみる?
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霧が峰高原にて

一面のススキは
金色の波となって
大きく揺れる

構えたカメラの
ファインダーに収まらない
ススキの穂は

小さな連なる
ビーズのように光っている

少したてば
夕日に赤く変わるだろう白い雲は

まだ青い空に
見た事も無いような
模様を描いている

怖いほどの広い空の下で
ぽつんと一人
置いていかれたような・・

壮大な迷子
もしかして・・・
心の迷子に出会ったのかもしれない
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時の流れの中で

記憶の中で
秋の花は

背丈より
高くなったり低くなったり

それぞれの時の中で

思い出の一輪
また一輪

秋風吹けば
花びら一枚・・
散り行く先を見届けて

記憶の中にうずめたい
今年の秋の一輪は

無心に遊ぶ蝶と咲く

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ココ de ランチ♪

脇道を曲がると
突然の砂利道

車は止まり
降りると・・

ちょっとくらい騒いでも
逃げない小鳥がお出迎え

アーチを抜けると
幾つもの小鳥のお宿

秋の花もそこここに
さぁ・・ランチだ!

席について
窓の外を眺めて

何にしようか
あれやこれや・・っと!
出てきたものは・・ぶっかけ蕎麦

イングリッシュ・カントリー風な
ココ de ランチ
美味しい美味しいお蕎麦でした
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