四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
再会
むかし・・むかしの大むかし
何十年も前のこと
幼友達の家に上がって
長い廊下を抜けて
北の窓からのぞいたそこに・・
小さな花がしょんぼりと
日も当たらぬ裏庭に
いっぱい咲いていた
それからもたまに
見かけたりはしたけれど
いつも日陰の花
ちょっぴり陰気な
その花を好きにはなれずに・・
その花に太陽の下で再会!
こんなに愛らしかったんだ・・
葉の緑も花のピンクも
あの時とは違って
あの時の幼友達の
笑顔と重なる秋海棠の花
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
華
風の似合う花・・
美しい弧を描く長い蕊が
そう思わせるのか
この長い蕊が
ひどく贅沢な気がして
鮮やかな
夏の花の終わりに
すーっと現れると
秋へ胸ときめく
花枯れるまで
混ざらない葉も
また華なのだろう
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
朱・・美しく
きっと忘れないだろう・・
この出会いを
そう思った記憶だけは
鮮明に残っている
・・・彼岸花・・・
その出会いを
思い出そうとしても
記憶はぷっつり切れる
その後の出会いの美しさが
前の記憶に覆いかぶさり
消していった
勝手だな・・・
薄れゆく初恋の記憶のようで
いやいやこちらはその後の
美しい出会いなどなありもせず
次の秋 彼岸花との出会いで
何を想うのか・・・
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
彼岸花
季節の行事は口からと
よく笑われる
この彼岸もやはり
おはぎ作りで
と・・聞こえてきた
彼岸花情報
時間が空いてよっこらしょ
重い腰を上げ
たどり着いて眺めれば
秋の始まり
空気の冷たさも心地よく
時の経つのも忘れ
今年の季節の移り変わりは
日本の時の巡り
それもまた心地よく
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
秋空の下で
思いのほか急ぎ足での
秋の到来?
このまま秋へと
進んでくれるのかと
今までの季節の裏切りなんか
ちらっと頭をかすめる
気持ちの切り替えが
追いつかぬまま
秋の花は?どこで?と
少しの記憶を探し始める
まずは秋っぽく変わった・・
気がするアザミから
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
マリーゴールド・・・
駅のロータリーの花壇
公園の花壇の縁どり・・・
カメラを向ける気になれない
マリーゴールドの居場所
腰ほどの大きなマリーゴールド
自由に咲いているのを見つけて
勝手気ままに野に咲いて
というわけではないけれど
カメラを向けたくなったり
薄ぼんやり仕上がりも気に入って
次の出会いからは
少しはじっくり眺めよう・・なんて♪
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
秋の音
まだ秋の静けさはないけれど
夏のざわめきは瞬く間に引いて
風景の片隅では秋の準備
深くなった色の間を飛び交う虫たち
夏の花はどことなく挑戦的だったけど
秋の花らしく優しく受け入れて
そんな風景に見入っていると
聞こえてくる澄んだ秋の音
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
秋眠 暁を覚えず
つい数日前まで目覚ましいらず
暑さで目覚めていた
今朝の涼しさは眠りに心地よく
都合よく目覚ましかけ忘れ
電話のベルで目覚める
「なんでこんなに早く・・」???
時計を見てびっくり!!!
九時半を回っている・・うわぁ~~~
予定を変えて簡単朝食
パパパッと並べる
ワンコも気持ちがいいのか
まだ眠り続ける・・?ふと心配になって
大丈夫・・寝ている
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
秋色に風が吹く
言葉通り!
「暑さ寒さも彼岸まで」
急に冷たくなった風
菊の花やコスモスが懐かしい
少し元気も出れば
食欲も出てきそうな・・
慌てて出した皺だらけの
長袖シャツがなぜか嬉しい
色とりどりの秋の花には
長袖シャツ・・冷たい風・・が似合う
しばらくご無沙汰だった
モンブランも絶対似合う季節!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
夏の終わり
燃えつくした
向日葵の残骸を眺める
夏の終わりのこの時がいい
終わりきらない暑さと
そこまで来ている秋と
どちらにも負けないような
枯れた向日葵の存在感
すっかり夏の暑さには負け
待てど来ぬ秋の涼しさに
文句の一つも言いたい
そんなわが身にがっかりしながら
僅かばかりの気力で憧れる
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ |