四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
雨だれの音を聞きながら

雨が降ったら
雨音を
聞きながら

五月のすべてを
手のひらに・・・

乗せて・・
なんていられない!!

カメラ! カメラ!
雨じゃなくては
撮れない雨粒

ガラス窓
がらっと開けて

一歩も外へ出ず
不精な
撮影開始!!
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通り過ぎる五月に・・

風と・・
光りと・・
緑と・・

五月は
すべてを
手にして
通り過ぎる

これから
六月・・・

ガラス窓の
向こうの
雨の音を
聞きながら

集めた五月を
手のひらに
乗せて

もう一度
五月を思う

風と
光りと
緑
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景色

小さく 小さく 小さくなーれ
小さくなって アリさんになーれ

そんな歌があった?
アリさんになったら
こんな?

小さくなれないから・・
かがんで かがんで
う~んと 低くなって

いつもと違う
景色!!
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お久しぶり!!

シジュウカラを追って
緑の中 潜入
見失って・・・

トトトトトトトーーー
???・・・!!!

見上げると・・
お久しぶり!!

忙しく
頭を動かして
木を突付いて

一羽 二羽
入れ替わり
やってきて
木を突付く

日が長くなった
夕暮れ時

縞々の柄も
鮮やかに
無心に・・コゲラ!
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夏の記憶

日に焼けた草に
足をとられながら
小さな声に向かって
走って行く

汗が飛び跳ねて
草の上に落ちる

時折
通り過ぎる
風だけが涼しく
肌をかすめ

遠く・・
丈の伸びた
草の中に消えていく
麦藁帽子の
匂いだけが

夏の暑さと共に
ここに・・
残っている
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もーいいかい?

もーいいかい?
まーだだよー!!

こんな大きな
木の陰なら
絶対見つからない!!

でもっ!!
隠れているのにも
飽きると・・・

ちょっと 覗いて
あ~あっ!
見つかっちゃった!!

これで全部?
・・・
上手に隠れたあの子

ちょっと疲れて
一休み
眠くなっちゃったかなっ!
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影・・・自己主張

すっかり
覆い茂った葉
見上げても・・・

はるか
上のほうの葉は
影も形も・・・

ん?・・影!
葉っぱも自己主張!!
影に自己主張!!

まん丸木漏れ日
まん丸残して・・影

木の実も
木の実の・・影

クマのプーさんは
プーさん型を残して・・影
ん・・???
どうして?

ほら!
紅葉だって
手を広げて・・影
《さとさんの質問に答えて・・・
答えにはなっていないけれど・・・》




ホワイトバランスをプラスに
移動させていく。
二枚目をトリミングして採用
今回は、緑の色より、
影がはっきりしているものを。
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白い時間

水で溶いた
白い絵の具に
アイボリーを一滴
落とす

吸い込まれるように
アイボリーは
白に溶けて・・

すべてを
拒絶した
純粋な白は

すべてを
包み込むような
白に変わり

優しく温かな
白い時間が広がる

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