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秋の忘れもの



              すっかり枯れ色となった広い野に




              時おり北風に赤や緑色が揺れる




              その赤や緑さえも寒々しいけど




              すくめた肩が落ちるように




              眺めるものの気持ちを和らげる




              少し色褪せた赤がくれるもの




              冬に色を添える赤




              遠い日の・・秋の忘れもの




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雪の結晶と遊ぶ



             東京は今年初めての積雪




             大喜びで外に飛び出す




             マクロがほしいと呟きながら




             雪の日だけの思い




             相手は雪の結晶だから




             マクロに負けるなよと元気づけ




             目を皿のようにして積もった雪を見る




             老眼には厳しいが雪の結晶を見つけ出す




             う~むマクロには負けるけど・・




             頑張ったね我がレンズ!





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プロヴァンス地方のブティ



             キルト展・・フランス・プロヴァンス地方の
             プティの作品もコーナーで展示




             フランスの手芸雑誌などで
             お洒落にセットされていた作品




             ブティというものだと初めて知った




             一針一針丁寧に刺された作品




             温かなぬくもりと贅沢な豪華さがあって




             こうした作品にあこがれたものだけど・・




             夢で終わりそう・・そう思いながら





             眺めるだけで充分幸せなひと時






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キルト展のテーマ「大草原の小さな家」



             今年のキルト展のテーマは
             「大草原の小さな家」




             アメリカでの初版本が飾られ




             ガース・ウィリアムズの挿絵の原画




             そしてローラ・インガルス・ワイルダー
             手作りのキルトやドレス




             四・五十年ほど前から次々と出版され




             それを心待ちにして出るたびに
             跳んで買いに行って読んだ世界




             本物がここにあることに感動




             この本の出版にかかわった娘ローズさんが
             キルト作家で本を出していることを思い出した




             その頃のアメリカもまた
             人の温もりのあったいい時代だったのでしょう




             若い頃の憧れと夢を思い出しながら・・・








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東京国際キルトフェスティバルへ



               昨夜遅く友人からメールが入った




               東京ドームでのキルト展の券が
               手に入ったという




               入場には一人ひとり
               バッグを開け手を入れて確認するという
               何かが変わってきていると感じる




               中に入ればあの広い中に作品がびっしり
               見落としもかなりあったようだが・・




               トラディショナル・・創作物と様々
               ただただ圧倒される




               撮影オーケーということで
               頑張って撮り始めたけど・・・




               撮るだけで疲れるという
               根性無しのヘボカメラマン




               10センチ角ぐらいだったら
               できるのだろうか・・と




               片隅の10センチに見入り
               その細かさにため息ついた




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のんきなツグミ



             冬の野川公園・・お出迎えはつ・ぐ・み!




             あっ!なにかいる!!




             ちょこちょこ動き回って・・何かな?




             と突然こちらに向かって飛んでくる




             えっ!?!お友達になりたい?




             ほんの1メートルほどのとこに降りてくるや・・




             大慌てで振り返り飛んで逃げた・・つぐみと判明




             こちらに気がつかなかったのね




             自然の中の鳥たちは思う以上にのんき者!




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ジョビ子と遊ぶ



             とうりゃんせ~~とうりゃんせっ
             こ~こはど~この細道じゃぁ~~




             細道の杭の上ジョビ子発見




             通りたいけど近寄れない




             しばらく杭になって眺める




             ・・と飛び立ったら・・・




             そのあとは自由奔放・縦横無尽




             時々止まってポーズ




             童心に帰ってジョビ子と鬼ごっこ







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ミューゲブランで



             日野の小高い丘の上に
             実家のお葉がある




             姉妹三人でそこへ行くと
             必ず寄るミューゲブラン
             今回はフレンチ懐石




             盛りつけの美しさ
             お味も変化に富んで美味しい




             前菜に五種のお盆
             サーモンと葱のマリネ




             ホタテのキッシュに柿の羊羹
             他にフォアグラのソフトクリーム仕立てetc




             可愛らしい器に
             オニオングラタンスープ




             ホタテのムースレタス包み




             サラダとメイン
             黒毛和牛の赤ワインソース




             もうかなりお腹がいっぱいだったけど・・
             別腹のデザートでしめくくり




             壁のカシニョールの版画が似合う
             お料理の数々にほんの一時夢の世界





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いつか見た青い空を・・・



              重い空気が流れている
              一つの重い空気が払拭できぬうちに
              重い空気が重なっていく




              時々の失敗はあっても真摯であるものは
              欺瞞に満ちたものに覆い隠され




              怪物は何を食べ巨大化していくのか・・




              青い空を食い尽くされる前に
              食い止めなくてはならないものがあると




              突き付けられたものの重さに思う




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冷たい風の中で



             牡丹に冬の真ん中で出会えるとなれば




             人々はかめカメラに集まってくる




             大輪の花一つ一つは華やかだけど




             寒さよけの藁に包まれた牡丹の姿は




             可憐に小さくも見える




             通り過ぎる人々の話声の中




             冷たい風に負けず心地よさそうに



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