四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
モネの庭・・水辺

モネの庭・・秋の初め

葉はまだ青々と茂り
色づき始めた木々がちらほら

低くなった太陽に
深く黒くなった影

池に映る木々も
どこか重たく

モネは秋の風景を
どんなふうに描いていたか・・?

思い出せないのはきっと
私がモネの夏の風景が
好きだからだろうと

空を見上げれば
モネの雲が白く浮かんでいた
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モネの家

10月のモネの家は
こんなにも秋の花に囲まれていた?

すっかり遠い日となってしまった
あの日の写真を眺めていると

撮りたての我が腕への不満は消え
写真の不出来より懐かしさ

しみじみと写真の向こうの
あの時の風景や花を思い出す

そうか・・我が写真に求めるのは
本物の「あの時・・あの風景」か・・

「上手い!」を求めていたら
とっくの昔にカメラ放り投げ!

モネの家写真を眺めながら
素敵だったと記憶をたどる

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光り眩しく

モネの庭一回りすれば
太陽もすでに真上に来て

澄んだ空気に
秋の光は真夏のよう

光ほどの温かさはなく
通り過ぎる風は肌寒い

花たちは気にならないのか
いたって元気

ととととっと駆け込んで
花の真ん中などに座り込んで

花のおしゃべりでも
一日中聞いていたら・・・

一瞬の夢でも
大きな夢を見た気がした
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お散歩自立犬

あ~お腹がすいたとホテルに
二階の入り口を見上げると
一人でお散歩の自立犬が

ここの犬か!とドアを開けて
一緒に入る・・いいのかなぁ~~???

とは考えず・・心はランチ
美味しく頂いている間は
もちろん自立犬のことは忘れて

いざ出発とドアを開けると
そこにいるではないか!

やはり入れてはいけなかった?かと・・
ちょっとうらぶれて可愛いワンコ
よしよし・・なでなで・・

よしよし・・・っと突然
思い出す日本の我がワンコ

犬好きの三人も
お別れせねばならぬ時がある
バイバイ自立犬・・いつかまた

出口に立ち振り返れば
ワンコはそのばにたったまま
ドアを見あげて・・さぁて

君はここのワンコなの?
それともここが好きなワンコなの?
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遠い国で

標識の矢印がヴェルノンを指している
ここに矢印はいらないよ!と呟く

そう簡単には帰りたくないから・・
壁の影がなぜか現実味がなく
時を止めてくれている

ここに来た空気を今のうちに
思い切り吸い込んで
美しさも対にして・・

ふと今を持ってきた可愛い子犬
一人で散歩?!?
見ているとちゃんとおしっこ!

自立したこのい子犬の話を
土産話でしてみたら
野良犬なんじゃない!と

都会者は野良犬なんて
とうに忘れていた・・
さぁ 野良かどうか分からないけど
一人歩きの犬が絵になっていた
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花に会いに

色彩々の花に惹かれて・・・

自然の色は
どんな色が組み合わさっても
たとえ眩しすぎるほどの
組み合わせでも

素晴らしいハーモニーとなって
青い空に似合い曇り空に似合う
そんな色とりどりの花に会いたくて

四季彩々に会えたらと秋に・・
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ジヴェルニーへ

信用してよいのか・・
天気予報を信じることにして

晴れるという日に変更
ジヴェルニーへ

大当たりの強い日差し
濃い深い影は「秋」

モネの庭までの十分ほど
すでにジヴェルニーの光を享受

浮かれ足はなぜか進まず
田舎らしい家並みに足止めを食う

再びやってきた嬉しさで
大声をあげたいほどだったけど

明るい静けさの中で
光が降り注ぐ音が聞こえるきがして

なのも言わずにゆっくりと
一歩一歩足を進めていった
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悪戯

アフリカのコーナーに辿り着いた時には
疲労困憊・意識朦朧・・疲れて眠い

宝の山を前に気力回復と
やっと見つけた腰かけにかける

しばらくはぼんやりと・・

遠く学芸員?声が聞こえる
分からぬ言葉にさらに眠気が襲う

再びぼんやり・・っと!
影が・・・楽しげに踊っているようにも

影の悪戯!!
豊かな芸術品は悪戯さえもが楽しい

楽しいいたずらに眠気を覚まされ
はぐれた同行者を探し始める

同行者もまたそれぞれの場所で
釘づけになっていた
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纏衣

民族衣装・・

ひと織りひと織り
ひと刺しひと刺し
思いが込められ

身に纏えば
伝統も文化も
身に纏い

民族の誇りさえも
身に纏うのだろうと

ファッション性の高い
最先端の服も

足元にも及ばないと
身を固くして眺め入った

女はこの纏衣を前に
戦うことなんぞ
思いつきはしないだろうと・・

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