リンドウの花に向き合って

　　　　　　
　　　　　　　困惑・・
　　　　　　　自然から六カ月も離れて過ごすと
　　　　　　　季節感も植物の名前も記憶から飛んで




　　　　　　　矛盾・・
　　　　　　　そうか六カ月も経つんだった・・
　　　　　　　あっという間だった・・という思いと
　　　　　　　記憶力的に思えば六カ月は長った！の思い




　　　　　　　見る角度が違えば勝手な思いも湧き出て
　　　　　　　かつてあったはずの花撮り心も乱れ・・




　　　　　　　いや・・そんなものはあったっけの世界に
　　　　　　　美しい物がそうでもなく・・という風に写る




　　　　　　　勘弁してよね久
　　　　　　　久しぶりなんだから




　　　　　　　美しい物への直視なんて・・
　　　　　　　照れが入って気持ち７０パーセント




　　　　　　　１００パーセントで凝視できるのはいつ？
　　　　　　　果たして何の花になるのだろうか・・




　　　　　　　目を瞑り再び花を探り出そうとするけれど
　　　　　　　どうやらそれすら記憶の彼方・・お～い！

小春日和・・って？

　

　　　　　　　秋らしい赤い実を見ながら
　　　　　　　ふと強い青い空に思う・・今は秋？




　　　　　　　何かが違う・・こんな見事な晴れの日なのに
　　　　　　　もう遠い記憶になったのか・懸命に探る




　　　　　　　そこまでしてやっと現れた言葉
　　　　　　　小春日和・・温かい言葉が体中に広がる




　　　　　　　かつて当たり前のようにして
　　　　　　　この季節にあったこんな日々




　　　　　　　探さなくては浮かび来なかった言葉に
　　　　　　　ちょっとショックを受けながら・・




　　　　　　　春らしい春の陽気も秋の小さな春のような日も
　　　　　　　すっかり出会えなくなったことに気づく




　　　　　　　温暖化などという柔らかい言葉では表せないほど
　　　　　　　気候変動は進んでしまったようで




　　　　　　　娘の夫くんが勤めるパリ近郊の新都市ラ・ディファンス
　　　　　　　その高層ビルには温暖化対策でクーラーがないという
　　　　　　　何か突き付けられている気がしている・・この先は・・

イシミカワ

　
　　　　　　カメラを持つ手が微かに震える
　　　　　　　数カ月の間に落ちた体力のせいか・・
　　　　　　　それともそうそうに出会ったイシミカワのせいか・・





　　　　　　　数年前に初めて会ったイシミカワ
　　　　　　　翌年青い実をつけたというツイッターをみて
　　　　　　　喜び勇んでイシミカワの札の前に立ってみると・・





　　　　　　　もう一枚の札が目に入った・・そこには・・
　　　　　　　「実を持って行かないでください」と





　　　　　　　スーッと力が抜けて行った
　　　　　　　なんてことだ・・





　　　　　　　ようやく実を付けたような華奢な蔓だけが残されて
　　　　　　　これでは次の年もというのがないのか・・
　　　　　　　そんな思いが消えずにいた





　　　　　　　それが期待すらせずの久しぶりの公園散歩で
　　　　　　　青い実が目に飛び込んできたときには
　　　　　　　思わず落ち着こうよと深呼吸





　　　　　　　来年の青い実への期待も膨らんで
　　　　　　　ゆっくりとカメラを向ける

時がたつのが速いのか？

　
　　　　　　　時がたつのが速いのか・・
　　　　　　　時に追いつかず置いてけぼり感覚に馴染んだ
　　　　　　　我が年齢のせいなのか・・




　　　　　　　大したご無沙汰感もなく前回の日付を見れば・・
　　　　　　　ほぼ半年前のアップに驚く・・長～いご無沙汰




　　　　　　　とりあえず・・
　　　　　　　コントロールできている年齢なりの問題はありだけど
　　　　　　　それなりの元気で忙しさをクリアー・・できている？ところ




　　　　　　　・・忙しさと言っても・・
　　　　　　　過密スケジュールと言う訳じゃなく
　　　　　　　年相応のスローテンポで一日中暇なし




　　　　　　　必然的なスケジュール調整（？）で
　　　　　　　ハラハラと抜け落ちたのが・・ブログであった
　　　　　　　・・とわざたらしい弁解を入れてみる




　　　　　　　そんな過密スケジュールの合間をぬって出かけたのが
　　　　　　　懐かしの公園・・すっかり懐かしのになっている・・
　　　　　　　歩き進めば・・懐かしさが今に変わる




　　　　　　　大好きなガマズミとの出会いも変わらぬ今年の秋
　　　　　　　受け止めかねるジェットコースターのような気候変化も
　　　　　　　こうした自然が小さな希望を持たせてくれる気がして




　　　　　　　気まぐれと言えばこれほどの気まぐれはないだろう
　　　　　　　あ～ぁ‥来年の話をしても鬼が笑わぬ季節になってしまった！
　　　　　　　とぼけ笑いをしながら・・生存お知らせアップという事で