四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
野菊の頃に

柔らかな暖かい日差しと
北からの少し冷たい風

黄色い野菊にはよく似合って

一人眺めれば
今年の秋も心に残せたと

遠い青い空の向こう・・

幾十年もの昔の秋と並べて

もうひとつ増えた秋の風景に
明るいため息がふっと出る

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天使のぬりえ

急に寒くなったある日

木の葉の色が急に変わって・・

きっと夜の間に天使が舞い降り
大急ぎで葉っぱにぬりえ?

真っ暗闇にせっせせっせと

上から塗ったか
下から塗ったか

色とりどりは天使の数だけ?
時々は仲良く・・まだら模様

おいおい・・ぬり残しの
緑の葉っぱもあるのだけれど

おしゃべり夢中で
夜が明けた?
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おもちゃ箱の中のように

色数を数えてみたくなるほどに

数えてみたらきりがないほどに

木の葉はまるで
おもちゃ箱の中のように色とりどり

どこからか
おもちゃのマーチガ聞こえてきて

葉っぱの行進?

思い思いに遊ぶ葉っぱたちは
お行儀よく並びそうにもなく

風に吹かれてゆらりゆらり

おもちゃ箱の中を見てると
飽きそうにもないほど
楽しい色に溢れて
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枯葉の過ごし方

一面の枯葉を踏みしめて歩く

ふかふか・・ふかふか・・

上を見ると・・寄り道組みの枯れ葉が

枯れ枝にしがみついて
ふかふか組みを見下ろして

さぁいつ・・
ふかふか組みになろうか・・と

腕組みしているように
見えるから不思議!

これからジャンプ組みも
いつ散ろうかと考えているよう・・
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木の葉の向こう

秋の林を歩いていると

目の前を
色の変わった葉が
道をふさぐ

一瞬止まって
枯れ葉と目を合わせる

ついこの間までは
緑色だった葉・・そう思うと

この黄色の葉が落ち
冬の間枯れ枝で
寒さの中をすごし

春の芽吹きを待つ・・
そんな12ヶ月が見えてきて

愛おしく思える
木々の中で
今この黄色を心に留める
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光の魔法で

地上に少し近づいた陽は

強い光で
色づいた葉を
枯れた花を

まるで
ガラス細工のように変えて

指先で突けば
透明な音が
聞こえてきそうなほどに

通り過ぎる人の足音は
別世界のように遠く聞こえ

花びらの向こうの
日差しが作り出す
幾つもの色を探し続ける

ふと我に返り
一歩二歩と後ろに下がり
眺めれば・・

光の魔法は解けて
でも・・枯れたアジサイは
ほんのりと咲いて
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雑木林の中に

遠目にキラキラ黄色が輝く
雑木林に分け入ると

急に足元がふわふわと
軟らかくなり

下を見ると
小さな苗までもが
一人前に色を変え

時々顔を出すキノコ
まるまった枯れ葉

松ぼっくり・・どんぐりと
終わりのない宝探し

子供に返って楽しめば
あちらこちらから

カサカサと木々の葉の
楽しげな笑い声が・・

ほらっ!黄色とオレンジ色の声が
いちだんと高くなった気がするんだけど
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よその実は・・・紫

隣の花は赤い!
なんて言うけれど・・

よその紫の実なんて
羨ましいものだ♪

我が家の小さい小さい
赤い実も可愛いけど

チラッと見た
よその実の紫色の綺麗なこと!

秋の夕暮れ前の
日差しを受けたところなんて

ちょっと摘んで
指輪にしたい・・指輪なんてしないけど!

あ~その時は
我が家の小さな赤い実

ちょこっと横に
添えてあげるからね・・
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枯れ葉のシーツで

各色取り揃えて
枯れ葉柄

こんなシーツで寝てみたい!

夢の中で子供に帰って
大はしゃぎ!?!

目覚めてみると
寝不足に・・なんて

それでも
あったか・ふかふかに
包まれば

夢の色も
幸せ・元気色にと
なりそうで!

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