枯れ花火

　　　　　　　　　　　　　　　秋の野に




　　　　　　　　　　　　　　　風に弾けて




　　　　　　　　　　　　　　　四方に揺れて




　　　　　　　　　　　　　　　穂先を縮め穂先を伸ばし




　　　　　　　　　　　　　　　過去を抱いて




　　　　　　　　　　　　　　　未来を指差し




　　　　　　　　　　　　　　　ひっそり上がる枯れ花火

本日は晴天なり・・で

　　　　　　　　　　　　　本日は晴天なり・・・と




　　　　　　　　　　　　　晴天の霹靂何てことにならないでよねと




　　　　　　　　　　　　　半分祈るような気持ちで久々散歩




　　　　　　　　　　　　　歩きだせばすっかり忘れて晴天享受




　　　　　　　　　　　　　数歩深まった秋景色に珍しさが加わって




　　　　　　　　　　　　　きょろきょろと落ち着かぬ散歩に




　　　　　　　　　　　　　少々お疲れ様に・・これって・・
　　　　　　　　　　　　　年のせい？病み上がりのせい？

季節行ったり来たり

　　　　　　　　　　　　　　　今年の夏の短さは
　　　　　　　　　　　　　　　電力使用量的にはよろしいではないの




　　　　　　　　　　　　　　　・・と思って喜んだ途端のこの寒さ




　　　　　　　　　　　　　　　もう一頑張りと思ったものの
　　　　　　　　　　　　　　　病み上がりの身にこの寒さって！




　　　　　　　　　　　　　　　お天道様ってどこかのまわし者？
　　　　　　　　　　　　　　　などとぶつぶつ言いながら・・




　　　　　　　　　　　　　　　記録的早さで運転切り替えしながら
　　　　　　　　　　　　　　　押してしまったエアコンスイッチ




　　　　　　　　　　　　　　　なんとかならない？
　　　　　　　　　　　　　　　この季節の行ったり来たり




　　　　　　　　　　　　　　　いったいこのフェイントって！
　　　　　　　　　　　　　　　何かの役に立つのかしら・・ブツブツ・・

路地に咲く花

　　　　　　　　　　　　その昔湾岸の埋立地に住んでいた頃




　　　　　　　　　　　　整備された区画に美しく咲く花




　　　　　　　　　　　　美しさに変わりはないけど・・何か・・




　　　　　　　　　　　　年追うごとに感じる・・この何か・・




　　　　　　　　　　　　時々歩く武蔵野の小道で気がついた




　　　　　　　　　　　　邪魔なほど気ままに塀や垣根から飛び出す木々や花




　　　　　　　　　　　　この自由さが心にゆとりを持たせてくれていたことに

奇跡のような自然の中で

　　　　　　　　　　　　　　　窓の外の雨音は大きく響く




　　　　　　　　　　　　　　　こうも自然にたたられると




　　　　　　　　　　　　　　　日本など大海に浮かぶ木の葉のよう




　　　　　　　　　　　　　　　そんな中で・・
　　　　　　　　　　　　　　　そんな中だからこそなのか・・




　　　　　　　　　　　　　　　小さな命・・豊かな自然・・




　　　　　　　　　　　　　　　すべてのものが奇跡のように思えてくる




　　　　　　　　　　　　　　　その奇跡をゆっくりと見つめて

鳥たちの季節に

　　　　　　　　　　　　　　　冬になると庭のムクゲに
　　　　　　　　　　　　　　　番のメジロがやってくる




　　　　　　　　　　　　　　　今はまだ花をつけ
　　　　　　　　　　　　　　　その花にシジュウカラがやってくる
　　　　　　　　　　　　　　　ガラス越しに聞く声は楽しげで




　　　　　　　　　　　　　　　すっかり彼らの世界を築き上げて
　　　　　　　　　　　　　　　窓ガラスに近づこうものなら
　　　　　　　　　　　　　　　あっという間に逃げ去っていく




　　　　　　　　　　　　　　　自然の中出会うシジュウカラは
　　　　　　　　　　　　　　　悠然として見るものなど目に入らぬ様子
　　　　　　　　　　　　　　　そろそろ鳥たちの季節
　　　　　　　　　　　　　　　この秋はどこでどんな鳥たちに・・・

ちょっと恋しい華やかな秋

　　　　　　　　　　　　　　　うわぁ～秋だ秋だと
　　　　　　　　　　　　　　　喜んだのも束の間




　　　　　　　　　　　　　　　早くも風邪に・・
　　　　　　　　　　　　　　　風邪の季節はジングルベルと共に
　　　　　　　　　　　　　　　などと思っていたのに




　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくり秋をの計画は
　　　　　　　　　　　　　　　始まる前に早くも頓挫！




　　　　　　　　　　　　　　　いやいや
　　　　　　　　　　　　　　　秋本番には間に合うぞ！




　　　　　　　　　　　　　　　色とりどりのコスモスを見ながら
　　　　　　　　　　　　　　　黄色や赤の秋風景に思いを馳せる

あてにはならぬ「ことわざ」

　　　　　　　　　　　　　　　世の中ことわざ通りには行かぬもの
　　　　　　　　　　　　　　　「おバカさんでも風邪はひく」
　　　　　　　　　　　　　　　を身を持って証明




　　　　　　　　　　　　　　　風邪のほうでもおバカさんが珍しいのか
　　　　　　　　　　　　　　　なかなか出て行かぬなんてことに




　　　　　　　　　　　　　　　参った参ったの数日
　　　　　　　　　　　　　　　ようやくどうにか秋の日常に復帰




　　　　　　　　　　　　　　　と思えばまたまた台風などと・・
　　　　　　　　　　　　　　　秋の自然は林や森でどうなっているのか？と

今年の秋は

　　　　　　　　　　　　　　　ただいま台風１８号接近中




　　　　　　　　　　　　　　　雨音がそれなりの賑やかさで
　　　　　　　　　　　　　　　その他の音をさえぎる




　　　　　　　　　　　　　　　わが老体にも風邪が上陸中
　　　　　　　　　　　　　　　これまたそれなりの憂鬱さ




　　　　　　　　　　　　　　　今年の秋は秋らしく
　　　　　　　　　　　　　　　晴天も荒天もその月日どおりに




　　　　　　　　　　　　　　　無事な台風一過を待ち
　　　　　　　　　　　　　　　青空と秋の花を待つ

名残りの夏の日差しに

　　　　　　　　　　　　　　　名残の夏の日差しに秋の花




　　　　　　　　　　　　　　　汗をかきながら受ける爽やかな風




　　　　　　　　　　　　　　　秋の花も歓びに輝いて




　　　　　　　　　　　　　　　見るものも歓びに誘い込む




　　　　　　　　　　　　　　　季節はそんな者たちをからかいながら




　　　　　　　　　　　　　　　後戻りをしたリ急ぎ足で進んだり