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曖昧な空の下で



          春の花が終わり




          夏色が溢れ出すまでの
          ほんの少しの間




          小石でも蹴りたくなるような
          梅雨時の退屈な風景を




          慰めてくれる優しい色
          水色から紫・・ピンク




          晴れとも曇りともつかぬ
          湿気を帯びた曖昧な空模様




          いい加減な気持ちさえ
          受け入れてくれそうな




          紫陽花の花に
          そっと寄りかかる





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ほんとの平和に浸りたい・・



          大きな葉にくっきりと花の影




          ほんとに平和な風景だと
          数年前までは心から浸ったものだ




          今でもその風景は少しも変わらない
          ただ心から浸ることがなくなった




          原発問題・憲法改正と
          心がすっきりと晴れることがなく




          こうした美しい影ある風景を見ると
          一瞬平和な世界へと誘われる




          いつまでも浸ることのできる日が
          来るのか・・来ないのか・・
          来る日を夢見て




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ボロの足を引きずり国会前へ



          6月24日予報では雨
          晴れの予想でも雨になる雨女
          傘を持って家を出る




          行先は国会前
          戦争法案反対の国会包囲行動へ
          団体行動嫌いは溜池山王から
          目的地に着けば晴れ
          一番外れに陣取る




          すでにはじまっている演説
          共産党志位委員長・民主党長妻代表代行
          社民党の吉田党首と続く
          辻元三も挨拶をしている
          野党には頑張ってほしいと切に思う




          改憲・・原発再稼働・・辺野古問題
          地震・・火山爆発が多発する中
          政治はまともであってほしいと願う




          渋谷でも大きなデモがあったと聞く
          20代前半に戦争で亡くなった
          会ったこともない叔父たちの無念さを
          子供たちや孫たちの世代に味あわせたくはない




          今できることと言えば
          自分の思いを反映できるところへと








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言いわけ長々



          バァバ!写真撮らないでっ!




          子守の間のちょこっと撮影




          スキあり!
          と写しはじめてもすぐにアウト!




          狙えずにシャッターを押す・・・




          もう「だるまさんが転んだ」の要領




          敵は子供・・負け色が濃い




          ・・と不満の出来の言いわけ長々




          モデルにゴメン!と謝りながら





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夏の散歩



          通り過ぎる風が有り難いと思えたり




          無意味だと思えたりする昼過ぎ




          人影もまばら




          太陽に狙い撃ちをされている気分




          木陰もない公園の花壇




          ようやく太陽の日差し分けあえて




          元気いっぱいの花達




          太陽に負けそうな気持ちを立て直す




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          ひかりを透して




          影を抱えて




          宙に曲線を描き舞う花びら




          天を突き




          脇目も振らず




          華麗な花を守る葉




          神がくれた一対の夢





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あの日の花達は



          季節の花との出会いが上手くいかず




          どこか寂しさを感じていたせいか・・




          花菖蒲だけはいい時期にと




          偶然好きには珍しく強い思いで向かう




          その思いの裏には遠い日の記憶も




          「あの日」の菖蒲園はどんなふうに・・




          変わっているのか・・変わってはいないのかと




          迎えてくれた花達は優しく昔へと案内してくれた






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陽の傾きに気づかぬまま



          いずれ菖蒲か杜若




          ふとこんな言葉が浮かんでくる




          よく言い表している・・




          あっという間に優雅な花の世界へ




          花のファッションショー




          それぞれ纏う美しい衣装・・色彩




          自然の色彩の不思議に魅了され




          陽の傾きに気づかぬまま眺めいる





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広がる花菖蒲の景色に



          加齢という言葉がちらつく踵の痛み




          自然と動作が鈍くなり




          動き出したのが午後も少し回ってから




          どっこいしょと腰を上げ明治神宮へ




          なぜか懐かしくなった花菖蒲を見に




          まるで試験を受けるような緊張感




          咲いているのか・・まだなのか・・




          辿りつき目の前が開けると・・・溜息





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幻のホタルブクロ



          我が家の庭からホタルブクロが消えた




          十数年咲き続けたのに・・・




          一本二本と細々ながら絶えることなく




          さっと抜いて・・はっ!!!!




          たった一本の今年のホタルブクロだった




          草じゃないっ・・時すでに遅し!




          とうの立たない芽がいくつも




          来年はきっと咲く・・待とう来年!





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