シックに・・キブシにメジロ

　　　　　　　キブシの花が咲いた




　　　　　　　そう思った瞬間・・突然黒い影が飛び込んできた




　　　　　　　くるくる目まぐるしく動く・・となると・・




　　　　　　　桜もいいけどキブシのメジロなんて・・シック！




　　　　　　　気持ちが弾む・・ひょっとして初めて？




　　　　　　　お気に入りと見た・・狙いが定まると動きが止まった




　　　　　　　桜より美味であるのか？と思ったけど




　　　　　　　撮り終えて河津桜の下に行けば散り始めて




　　　　　　　ヒヨドリが１０羽ほど・・散り始めてもいいのか・・
　　　　　　　なぜか毎度ヒヨドリを好意的に見てしまう

花と遊ぶ

　　　　　　　自然界は生き生きと花から花へとバトンタッチ




　　　　　　　一週間前には満開だった河津桜は葉桜に変わり始め




　　　　　　　寒緋桜は鮮やかな紅色で目を引く華やかさ




　　　　　　　カメラを向けている人々もどこかスタイリッシュ




　　　　　　　お邪魔は失礼かと年寄りは一歩引く




　　　　　　　なかなかの雰囲気が出来上がっている




　　　　　　　気持ちも緩んで・・花と遊んでみよう




　　　　　　　貴重な時に身を置いて

日々・・目まぐるしく

　　　　　　　サンシュユの花を見たのは長閑な春の日だった




　　　　　　　一週間後のさらに華やかな花の開花を楽しみに・・




　　　　　　　と思っていたのに・・その晩の突然の揺れ




　　　　　　　停電は免れたけど・・防災用品の確認だけは済ませ




　　　　　　　目まぐるしい日々は終わらない・・のか・・




　　　　　　　自然にはあらがえない・・せめていい時を持って




　　　　　　　せっかくの春・・いい花見つけでもしよう

春景色・・のどかに

　　　　　　　思いがけず満開のハクモクレンとの出会い




　　　　　　　さてお次は・・と勢いづいて足早に




　　　　　　　が・・川辺の景色は冬を手放さず・・枯れ木が




　　　　　　　散々サボっていて満開の花々に出会おうなんて




　　　　　　　虫が良すぎると気持ちは沈む・・と・・目の前に




　　　　　　　大きく羽を広げたシラサギがふわりと草むらに




　　　　　　　餌を求めてか水の中・・首を傾げて見える・・




　　　　　　　ない？・・長閑な風景・・こちらの方が痺れを切らして

一週間後には

　　　　　　　車の中は温室状態で暑い！
　　　　　　　なのに道路沿いの並木はする同小枝が空を指す




　　　　　　　アンバランスな季節感をしょって・・




　　　　　　　目的地到着・・目の前は・・
　　　　　　　ハクモクレン・・サンシュユの黄色・・寒緋桜の紅




　　　　　　　歩きながら次の色の期待もするけど・・枝・枝・枝




　　　　　　　アンバランス感は拭えきれないけど
　　　　　　　生暖かい風は・・アンバランスを崩す




　　　　　　　春なんだわ・・もう一週間もすれば
　　　　　　　きっと　景色はがらりと変わる




　　　　　　　何の花かわからないような堅い蕾もふわりと割れて・・




　　　　　　　う～ん・・一週間後に期待をよせて！

人は昔鳥だった？

　　　　　　　メジロ・ヒヨドリ・カラスが目の前に




　　　　　　　思いのほか上手く住み分けているように見える




　　　　　　　ギャーギャーとうるさいヒヨドリも
　　　　　　　メジロの集う桜の木の隣の桜の木に数羽




　　　　　　　三種三様・・こんな時だから　なお平和に思えて




　　　　　　　人はむかしむかし　鳥だったのかもしれないね♪
　　　　　　　加藤登紀子の歌にそんな歌詞があったっけ・・




　　　　　　　鳥はどんなふうに人へと変わっていったのだろう・・




　　　　　　　高校一年の時の生物の課題でノート提出
　　　　　　　「魚から人への進化過程を考える」




　　　　　　　今思うと・・どこで野望を身に着けたかを書き落としたと




　　　　　　　ところが同級生はみなこの課題を覚えていないという
　　　　　　　私は忘れないよ・・お気に入りのノートは戻らなかったから！！

メジロ時間に狙い定めて

　　　　　　　当たるも八卦当たらぬも八卦などとメジロ時間を定めて




　　　　　　　外れたか・・と思ってしばらく様子見




　　　　　　　風もない中　不自然に揺れる小枝・・おまけにチチチの声




　　　　　　　大当たり！‣・一羽来れば次から次へと




　　　　　　　可愛い小鳥が・・あの大きなのが親かしら？と隣のカップル




　　　　　　　全然似てないから違うんじゃない・・と会話が続く




　　　　　　　メジロとヒヨドリですと言いたくなるけど・・余計なお世話




　　　　　　　警戒心が解けて姿を現した「メジロ」を撮り始めた

時を思う

　　　　　　　免許証更新・・のその前に高齢者講習受講案内が




　　　　　　　こんな年齢になったことに驚く




　　　　　　　７０数年なんてあっという間・・何の感慨もなく受け止める




　　　　　　　ただこの先１０年・・と思うとひどく長い気がする




　　　　　　　そう・・過ぎた日々より迎え来る日々の長さ




　　　　　　　幼い子供らにとっては特にその長いはずの大切な日々・・




　　　　　　　コロナで奪われながらさらに戦争の危機




　　　　　　　昨日の事のような豊かだった我が幼き日を比べ思う

春を楽しんで

　　　　　　　冬眠状態だった私に遅い春は幸いだった




　　　　　　　最初の出会いがすでに華やかに咲く桜




　　　　　　　日陰の我が家の庭はまだ寂しい冬




　　　　　　　この季節の違いに戸惑いながら足取りは軽くなる




　　　　　　　嬉しい事には受け入れは速く




　　　　　　　山積みは減ったとはいえ・・まだあるあれとあれ




　　　　　　　ちらと頭をかすめるけれど・・今日は・・




　　　　　　　ちょっと横に置いて・・あれれ・・これの受け入れも速い！

春の色に・・

　　　　　　　河津桜の開花のうわさがやっと耳に入って来た




　　　　　　　聞きそびれ・・すでに散ったかと思っていた




　　　　　　　それでも裏切られることを思い６０パーセントの期待で




　　　　　　　なのに図々しくメジロ来訪の期待もして！




　　　　　　　ここでのメジロとの出会いはなかったけど・・




　　　　　　　でも充分・・春の色は見事に気分を変えてくれた




　　　　　　　花びらは火が付いた人の心を変えられないのだろうか




　　　　　　　遠い国ではあまりにも無力・・