四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
キンミズヒキに風を見て

キンミズヒキが小さな花を細い枝につけ

急な寒さを伴ってきた少し強めの風に身を預け

心地が良いのか・・それぞれそのままに・・

右に左にと・・倒れたり交わったり・・

秋だなと・・通り過ぎる秋風が見えるような

寒いと言いながら追いかけていきたいような

キンミズヒキの咲く風景は子供心をも運んでくる

いつかきっとその先にある何かを見つけられる気がして

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
きっと・・見事に生きる

シラヤマギク・・

そんな名前の通り野趣を感じさせられる菊の花

木漏れ日が強い影を描き出し草の匂いが・・

強い素朴な花は小枝にまばらに咲き

四季の終わりに向かう季節の中で

風雨にさらされ枯れ始めても凛として

何処までも自然に添って・・自然を形造り・・

腐ることなど知らず・・きっと見事に枯れていくのだろう
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
幸福な記憶

トントン5歳・・初めて秋海棠の花に出会う

幼友達の家の庭・・縁側前の狭い庭を埋め尽くしていた

この花を見ると必ずあの光景が浮かんでくる

我が家の狭い庭を埋め尽くしている草を見て

ここにあの秋海棠だったら・・花を見て味わう幸福感

もしかしたらあの時が初めてだったかもしれない

70年近くったった今も・・さらに強く蘇る

純真無垢な時に出会う物・・たった一つでもいい気がする
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
少しづつ秋へ

広い野に秋の花ひっそりと

それでもしっかりと日差しを受けながら

まだ青々とした秋の草々の間から・・

こののんびりとした季節の変わり目の知らせ

ゆっくりゆっくりと・・

どの季節よりの長ければ・・秋らしい秋

今年は早い季節の変わり目に出会い

そんな秋を期待して・・まだ遠い紅葉を夢見る
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
次ページ » |