昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[舟のない港](二)娘

2016-03-02 09:16:52 | 小説
 四つ角のビル前に所在なく立ちすくむまだあどけなさの残る少女に、赤いほほと真っ赤な口紅を無造作に塗りたくった唇に郷愁を覚え思わず声をかけていた。  連れだって喫茶店のドアを押した。 . . . 本文を読む

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