昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[舟のない港](二十四)

2016-03-30 08:55:58 | 小説
それから何回かのデートを重ね 、その度にホテルで情交を重ねた。 相変わらずの麗子主導だった。 次第におざなりになり、奉仕活動のようなセックスに、男は苛立ちを感じていた。 それ故ということもないのだが、両親への挨拶については話題にのぼらなかった。 麗子にしても、身体を許したという安心感からか、口にすることはなかった。 それよりも、男とのセックスに没頭していた。 美容院で、素知らぬ顔をしながらその . . . 本文を読む

NTTコム リサーチ

NTTコム リサーチモニターに登録!