[舟のない港](十二) 2016-03-14 09:07:02 | 小説 「もう、私たちダメね。別れましょう」 冷然とした態度で告げると、女性はそのまま席を立った。 女性からのプレゼントである、ダイヤカットのライターがやけに重く感じられた。 そしてその銀色がやけに冷たく感じる。 . . . 本文を読む