7日(木)。わが家に来てから648日目を迎え、白ウサちゃんを探している灯台下暗しのモコタロです
ねえ君 白ウサちゃんを知らない?
君の後ろにいるんだけど 見えない?
あっ 本当だ! ねえ 飲みに行かない? 水・・・
閑話休題
昨日、池袋の ぴあステーションで10月8日(土)午後2時から上野の東京藝大奏楽堂で開かれる「藝大オペラ~コジ・ファン・トゥッテ」のチケットを買いました もちろんモーツアルトの傑作アンサンブル・オペラです S席5,000円、バルコニー席4,000円ですが、今回は2階バルコニー席左サイド1列目を選びました。なお、9日(日)にも同公演があります チラシはまだ出来ていないようです
オペラを聴こうとすれば1万円前後はしますが、藝大オペラはその半額で聴けます 私は毎年聴いていますが、名の知れた歌手が歌うわけではありませんが、特にモーツアルトのオペラを楽しむには十分です イタリア語公演ですが、日本語の字幕スーパーが出るので大丈夫です モーツアルトのオペラは本当に楽しいですよ まだ一度も聴いたことが無い人にも自信をもってお薦めします
も一度、閑話休題
誉田哲也著「増山超能力師事務所」(文春文庫)を読み終わりました 誉田哲也の作品は当ブログで何冊もご紹介してきました。文庫本化すると必ず買う作者です 1969年東京都生まれ、学習院大学卒。2002年「妖の華」で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞してデビューしました 女性警察官を主人公にした「ストロベリーナイト」をはじめとする姫川玲子シリーズ、「ジウ」3部作などでかなり名前を売りました
日本超能力師協会(もちろん筆者のでっち上げ)は年2回の試験を実施し、1級超能力師と2級超能力師を認定する。2級にも合格しなければ無能力者である 1級超能力師・増山圭太郎が開設する探偵事務所には、浮気調査から人探しまで様々な懸案が持ち込まれる。それを解決するのは「面倒くさい」が口癖の増山所長以下、才色兼備だが気が強い元・女番長 悦子、見習いからの脱出を目指す篤志、見習いギャル(本当は男)の明美といった個性派キャスト
ミステリーの解決に「超能力」を導入するまで落ちぶれるとは、天下の誉田哲也もいよいよ”種切れ”になったか、と思いきや、そこはストーリーテラーの彼のこと、なるほどなるほど、と読ませます
最後の、閑話休題
昨日、神楽坂のギンレイホールでリドリー・スコット監督「オデッセイ」を観ました これは2015年アメリカ映画です
宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)は火星探索ミッション中に猛烈な嵐に巻き込まれてしまう マークが死んだと思ったクルーたちは地球への帰途につく。しかし、マークは地球から2億2530万キロも離れた火星でたった一人で奇跡的に生き延びていた 植物学が専門のマークは、食料(31日分)が底をつく前に、何とか生き延びようと、科学的な知識を総動員してジャガイモを栽培し、水を新たに作り出すことに成功する そして、NASAの協力を得ながら、地球への帰還途中の宇宙船の仲間に救出される
この映画の最後に、救出されたマークが宇宙飛行士の卵たちに経験談を話す場面があります。マークは語ります
「自分の経験は、諸君にも起こり得ることだ。火星に一人だけ取り残されたら、もう駄目だと諦めるか、何とか生きようとするかを選択しなければならない。最後まで希望を捨てないでほしい」
この映画が素晴らしいのは、たとえ「生存不可能」と思われる事態に置かれても、最後までポジティブ・シンキングで 生きる希望を失わなければ、道は開けるということを示している点です もちろん彼が生き抜くことが出来たのは、本人の資質と能力とポジティブな姿勢があったからですが、地球におけるNASAのサポート、そして地球への帰還を棚上げしてマークの救出に当たった仲間たちの協力があったからこそです 結局、人間は一人では生きていけないのです。この映画は何よりもそのことを語っているように思います