11日(日).わが家に来てから714日目を迎え,ご主人がパーティーでいただいてきた引き出物に興味深々のモコタロです
すごくいい匂いがする ぼくにもおすそ分け回ってくるかなぁ
閑話休題
昨日夕刻,内幸町のNPCビル10階のレストランAで,元の職場のK君と,同じビル地下のW調剤薬局に在籍のHさんの結婚披露パーティーがあり,出席しました 二人の職場と友人関係者を中心に57人が参列しました.私はこのパーティーのBGMの選曲を引き受けた関係で,会場では事前の打ち合わせ通りにBGMが流されるか気になって耳を澄ませていました
幸い打ち合わせ通りに曲が流れ,分かる人には分かったようで2,3人の参加者から「いい選曲だね
」とお褒めの言葉をいただきました.とくに下の写真の「デザート~シェフの『ベイクドアラスカ』炎のパフォーマンス」の時に流したレハールのワルツ「金と銀」は,パフォーマンスとのタイミングがピッタリと合い好評だったようです
この料理は,アイスクリームをメレンゲで包み,ブランデーをかけて焼くデザートで,このレストランが日本で初めて手掛けた伝統的なデザートです
幸せそうな二人の写真もたくさん撮ったのでご紹介したいのは山々ですが,個人情報保護法,特定秘密保護法,憲法第9条の関係で割愛いたします
お二人には末永く幸せになってほしいと思います
パーティー終了後,元の職場のN氏,E氏,先輩OBのS氏と4人で六本木のカラオケ・スナックAに繰り出し,カラオケを数曲ぶちかましました 取るに足らないことなので詳細は割愛します
も一度,閑話休題
パーティーに先立って,有楽町「東京交通会館」地下のシルバーサロンBで開催されている「第16回アトリエぱるる絵画展」を観に行きました これは,元の職場近くで割烹料理屋を経営しているKさんが,昨年に続いて作品を出品しているというので観にいったものです
今年はパイナップルの油絵とカクテルの素描画を描かれたとのことです ちょっと後から元の職場のE氏が来たので一緒に絵を観て,徒歩で内幸町のパーティー会場に向かいました
最後の,閑話休題
「アトリエぱるる絵画展」に先立って,神楽坂のギンレイホールで「さざなみ」を観ました これはアンドリュー・ヘイ監督による2015年イギリス映画(95分)です
結婚45周年を祝うパーティーを土曜日に控えて,熟年夫婦のジェフとケイトはその準備に追われていた その週の月曜日,彼らのもとに1通の手紙が届く
それは,50年前に氷山で行方不明になったジェフの元カノの遺体が発見されたという内容だった
その時から,ジェフは過去の恋愛の記憶を手繰るようになり,妻のケイトはこの世に存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく.果たして,その嫉妬心や不信感は払拭されるのか
最後のシーンは二人の結婚45周年記念パーティーです この場のスピーチで,ジェフはこれまで いかにケイトが自分に尽くしてくれたかを涙ながらに話し,感謝の言葉を述べ,その後二人でダンスに興じるのですが,満面の笑みを浮かべて踊るジェフに対して,妻ケイトの表情は複雑です
明らかに彼女はジェフを許していない
それには伏線があります.ジェフが不在の時にケイトは屋根裏部屋にあったジェフのトランクから昔のスライド写真を見つけ出します.それを映写機にかけると,昔ジェフが元カノといっしょに山登りした時の写真が映し出されます
その時の元カノは,体つきから見て明らかに新たな命を授かっていました.しかし彼女はその直後遭難事故で死んでしまった
そして現在,ジェフとケイトの間には子供はいない
そうしたこともあって,男は,結婚前の元カノとのことは,本人が死亡していることもあって,「済んだこと」と割り切るけれど,女はそう簡単には割り切れない
いつまでも過去を引きずって生きていく.そんなことを考えさせられる映画です
ところで,この映画では何曲かクラシック音楽が使われています 2度か3度,グリーグの「ピアノ協奏曲」が流れていました
また,カフェのような所で二人が話すシーンではモーツアルトの「ピアノ協奏曲第17番」の第3楽章が流れていました
また,ケイトが自宅でピアノを弾くシーンがありますが,最初に弾いていたのはバッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲」の「プレリュード」でした
良い映画は良い音楽を使いますね