5日(木)。東京交響楽団から2024/2025シーズン定期演奏会継続案内が届いたので、現在のA席を継続する旨 返信しておきました
新シーズンのパンフレットが同封されていたので、各コースの内容をご紹介します
①定期演奏会(サントリーホール:全10回)のラインナップは以下の通りです
②東京オペラシティシリーズ(全6回)のラインナップは以下の通りです
名曲全集(ミューザ川崎:全10回)のラインナップは以下の通りです
ということで、わが家に来てから今日で3187日目を迎え、昨年3月 生放送中に「戦争反対」の紙を掲げて抗議し、ロシア内外で有名になったオフシャンニコワさん(フランスに亡命中)が、昨年夏にクレムリン(大統領府)の近くで「プーチンは人殺し」というプラカードを掲げたことに対し、モスクワの裁判所は4日、被告人不在のまま禁錮8年6月を言い渡した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ロシアに三権分立はないしね プーチン政権に反抗する者はどこにいようが脅迫する
諸般の事情により夕食作りはお休みしました
昨夜、東京オペラシティコンサートホールで東京シティ・フィル「第364回定期演奏会」を聴きました プログラムは①ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲、②同:歌劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」、③ブルックナー「交響曲第9番 二短調」(原典版)です 演奏は②のメゾソプラノ独唱=池田香織、指揮=高関健です 本公演は当初、飯守泰次郎氏の指揮によりシューベルト「交響曲第5番&第8番」が演奏される予定でしたが、飯守氏の死去に伴い急きょ変更となったものです
オケは左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、その後ろにコントラバスという対抗配置。コンマスは荒井英治です
1曲目はワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲です この曲はリヒャルト・ワーグナー(1813-1883)が1841年に作曲、1843年にドレスデンで初演されたオペラの序曲です
高関の指揮で演奏に入りますが、弦楽器群のうねりが荒れ狂う海の様子を表わし、金管の分厚い演奏とともに重心の低い重厚な演奏が繰り広げられました
2曲目はワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」です この曲は1857年から59年にかけて作曲、1865年にミュンヘンで初演された楽劇の最初と最後の音楽を連結させたものです
メゾ・ソプラノ独唱の池田香織は、慶応義塾大学法学部を経て声楽家となった特異の経歴の持ち主です 新国立劇場の「神々の黄昏」や「びわ湖リング」の「指環四部作」などに出演し、ワーグナー歌いの第一人者としての評価を確立しました
高関の指揮で前奏曲がチェロにより静かに開始され、オーボエが絡みます かなり遅いテンポで丁寧に音を紡いでいく、といったスタイルです 「愛の死」に移りますが、池田は椅子に座ったまま歌い出したのでちょっとビックリしました その後、立ち上がって歌い続けましたが、高音部がとても美しく 低音部は豊かで、管弦楽の爆音を突き破る迫力のある歌唱によって聴衆を圧倒しました
満場の拍手にカーテンコールが繰り返されましたが、池田は笑顔で右手を挙げて天井を見上げ一礼しました その姿は、天国の飯守氏に「飯守先生、この歌を捧げましたよ」と語りかけているように見えました
プログラム後半はブルックナー「交響曲第9番 ニ短調」(原典版)です この曲はアントン・ブルックナー(1824-1896)が1891年から96年にかけて作曲、1903年にウィーンで初演されました 第3楽章までが完成、第4楽章は未完となっています 第1楽章「厳かに、神秘的に」、第2楽章「スケルツォ:動きを持って、生き生きと」、第3楽章「アダージョ:ゆっくりと、厳かに」の3楽章から成ります
全楽章を通じてホルン・ワーグナーチューバを筆頭に、トランペット、トロンボーン、テューバといった金管楽器が目の覚めるような素晴らしい演奏を展開していました 弦楽器群は渾身の演奏を繰り広げましたが、とくにチェロ・セクションが素晴らしかった 全体的には、飯守氏の意思を受け継いで、「シティ・フィルのブルックナー」に一層磨きをかけていこうという意欲が伝わってくる熱量の高い演奏だったと思います
右手の腱鞘炎と打撲のため、長い文章は打てません。ご了承ください