柏市塚崎にある真言宗豊山派の寺寿量院です。
境内の庚申塔を眺めていて、一つ発見したことがあります。
正徳4年は平成26年と同じ甲午(ひのえうま)歳です。
正徳4年(1714)と平成26年(2014)の差は300です。だから、この青面金剛像は、ちょうど300年前に造られたことになります。
そう思って感慨深く眺めるうちにもう一つの青面金剛像を思いだしました。
それは、この寿量院の近く、柏市大島田にある泉蔵寺門前の庚申塔に刻まれた像です。
製造年や細部は異なりますが、天邪鬼を踏みつけている足の形などよく似ています。
(寿量院のもの)
(泉蔵寺のもの)
宝永4年(1707)は正徳4年(1714)の7年前ですから、同じ石工の作ということは大いにありうると思いました。