手賀沼の南“しょうなん”の地に住み、近所を散策するうちに、神社や寺の境内、あるいは道端に立つ庚申塔に興味を持つようになりました。
ある時、庚申信仰の主尊“青面金剛”に髪をつかまれて吊るされている半裸の女人像に気づきました。
ネットで調べてみると、それは「人間を病気にさせるなど、さまざまな悪いことをする悪の根源のような存在で、庚申さんが、暴れださないように、頭髪をつかんで押さえている」と、分かりました。
研究者は、これを「ショケラ」と呼び、ある学者は、その語源を、「ヒンズー教のシバ」としています。
写真の石像は柏市高柳にあります。
一般には「庚申」の文字だけを刻んだ庚申塔が多いように思われます。制作年代とも関係がありあそうです。