雨曇子日記

エイティライフの数々です

歴史ある町

2017-11-06 19:50:53 | 俳句修行

 

仙台の俳句結社「澪」は、昭和 42 年 1 月の創刊以来 50 年続いて、今年の 11 月は 611 号だ。

創刊当時の主宰は梅澤一栖先生。現在は 5 代目で代表として佐藤拓郎氏が主宰しておられる。

 

 

見開きに佐藤拓郎氏の 10 句が載っていた。

今年は伊達政宗生誕 450 年で、宮城県をあげて顕彰プロジェクトが組まれているようだが、この句は特にそのこととは関係なさそうだ。仙台に住むようになって 17 年を迎える佐藤氏が、年々仙台市の歴史あるたたづまいに愛着と畏敬を感じ、その思いを句にされたのだと思う。

話題が飛ぶが、楽天イーグルスの応援歌に次の一節がある。

「三日月負いし少年よ今こそ馬上によみがえれ」

突然出てくるので何のことか分からなかったが、伊達政宗の晩年の詩から採られたものと分かった。

 

     馬上少年過     馬上に少年は過ぎ

     世平白髪多     世は平ぎて白髪多し

     残軀天所赦     残軀(ざんく)は天の赦したまふところ

     不楽是如何     楽しまずんばこれ如何

 

食欲の秋、11 月号には以下のような句がみられた。

     朝市のイクラの光るはらこ飯           仙台  佐藤 べん

     直会(なおらい)に栗の御強やお天神     栗原  岩崎 万咲

     とっぷりと暮れたたっぷりと根深汁       仙台  田丸満州男

     手づかみの幼の笑まふ新豆腐         仙台  馬場 和子

     皺の手で擂鉢おさえとろろ汁          仙台  横谷 郁子

     ふり塩に赤穂を選び秋刀魚焼く         美里  宮野 かほる

     朝市や風呂敷ひろげ茸売            仙台  清水 治男

     熟し柿崖に枝垂る日暮かな           仙台  柏   敏子