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2月13日(木)上野東照宮から、上野大仏、時の鐘を経て、
不忍池弁天堂から公園に上がっていく坂の中途、といった所にある五条天神社、花園神社に立ち寄りました。
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さすが天神社、梅が見事でした。
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天神社に隣接する花園神社は、今回が始めての参観です。
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穴稲荷も参観しました。
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あなかしこ。あなかしこ。
柏市塚崎にある真言宗豊山派の寺寿量院です。
境内の庚申塔を眺めていて、一つ発見したことがあります。
正徳4年は平成26年と同じ甲午(ひのえうま)歳です。
正徳4年(1714)と平成26年(2014)の差は300です。だから、この青面金剛像は、ちょうど300年前に造られたことになります。
そう思って感慨深く眺めるうちにもう一つの青面金剛像を思いだしました。
それは、この寿量院の近く、柏市大島田にある泉蔵寺門前の庚申塔に刻まれた像です。
製造年や細部は異なりますが、天邪鬼を踏みつけている足の形などよく似ています。
(寿量院のもの)
(泉蔵寺のもの)
宝永4年(1707)は正徳4年(1714)の7年前ですから、同じ石工の作ということは大いにありうると思いました。
すっかり冷え込んだ2月6日(木) 私たちNKKは、成田市の坂田ヶ池に来ました。
嘴が大きくヘラ形のハシビロ鴨がたくさん来ていました。
岸辺では、鎌ヶ谷市のウオッチャーの方が山鳥を観察していました。とても立派なカメラです。
梅が咲いています。
ここから台地の上に出ると、そこは“栄町”で、体験博物館「千葉県立房総の村」のエリアとなります。
私たちは、まず101号の復元古墳、105号の岩屋方墳を見学しました。
そして、雑木林の中を進みました。(遠く足下に光る水面は印旛沼です)
「房総のむら」の再現農家の前を通り、商家の町並みを見て、“木漏れ日レストラン”にたどり着きました。
1000円ランチのあと、出発点に戻りました。
JR成田線“下総松崎”(しもうさまんざき)駅です。
ホームで列車を待つのは、私たち3人だけでした。
早梅とは、早咲きの梅のことで、俳句では、「冬の梅」「梅早し」などと使われる。
週刊朝日がかって連載した“季に寄せる”(昭和50年代の主な俳句結社が1ヶ月ずつ担当)で、中村汀女「風花」に次いで2月を担当した“飯田龍太と「雲母」”の句を紹介したい。
早梅の空剛の嶺柔の山 飯田龍太
私の在所は、富士山の外縁のような御坂山系の麓のあたり。
眼前に甲府盆地が展け、盆地の西空に赤石山系から白根三山、ついで甲斐駒ケ岳から八ヶ岳が並ぶ。
すべて3000m前後で、頂は白雪に覆われているが、背後の山は穏やかな傾斜を持った雑木山ばかり。
早梅のころは、まだ眠りから覚めない。
しかし、日がさすと、ふと薄目をあけて、南アルプスの嶺々をまぶし気に見るように思われた。
早梅や南都北嶺みづみづし 金子青銅
金子氏の句にある南都は南方にある都、つまり奈良の称。
北嶺は北方の嶺だが、南都北嶺と続くと、奈良の興福寺と京都鎮護の延暦寺をさす。
あるいは奈良六宗と天台宗を並称する場合もあるようであるが、ともかく両古都を手づかみしたような、
いいリズムの言葉である。
奈良ではたっぷりと早梅を見かけたが、ここ京都でも、もう梅が咲いているではないか。
まこと古都にふさわしい景かな。
それに、あのやさしい若草山の眺めもいいが、東方に屹立する比叡山、これまた早梅に適った大景ではないか。(龍太)
早梅に雲遊ぶ空ありにけり 河野友人
早梅の花ほつほつと涛の音 細田寿郎
山火もゆ夜の早梅の二三輪 飯野燦雨
新生児室見て早梅の徑かへる 窪田玲女
早梅に湾岸道路灯りぬ 丸山哲郎
早梅のひかりに聡き四十雀 浅原尚嗣
早梅やをわかつ野川べり 鬼塚梵丹
早梅や煌と現はる天守閣 倉橋弘躬
「そのゴムボートで上陸したんですか?」
「そうですよ。手賀沼から蒸発する気体を調べているんですよ」
「・・・・?」
「CODの値は、高いほどいいんですか?」
「いいえ。反対です。低いほど、きれいな水ということです」
「釣れました?」
「1匹ね」
「どちらからいらっしゃったの?」
「鎌ヶ谷だよ。冬はここが一番」
誰かがバードウォッチングをしています。
「何がいました?」
「カンムリカイツブリ。昨日は市川市のじゅんさい池でミコアイサを見たよ」
「どちらの方ですか」
「白井市だよ」
「かっこいい走りですね。どちらの方ですか?」
「我孫子市だよ。76歳になるけれど、毎日走っているよ」
「すごいですね」
コガモがいました。
100羽は下らないでしょう。
北国からはるばる手賀沼にようこそ。暖かい春までゆっくり羽を休めて下さい。
わたしの言葉が通じたのか、コガモはピリッピリッと高い声で鳴きました。