雨曇子日記

エイティライフの数々です

「鉄ちゃん」ではありませんが・・・

2018-01-11 15:52:36 | エッセー

1 月 6 日(土)春日部駅の下り線ホームの先にある待合室で久喜行きを待っていると日光行特急が入線してきました。

 

        (フロントガラスに映っているのは 7 番線アーバンパークラインのホームです)

 

「えっ、これが特急?」と内心驚いて写真だけは撮りました。

あとで、(本物の「鉄ちゃん」の)ブログで調べてみると、この列車は 350 系と呼ばれる列車で、土・日・祝日に 4 両で運転される廉価版特急であることが分かりました。

大阪の方が発行する「鉄道車両空間ブログ」には、更に詳しく、トイレの仕様から、運転台仕切り部に窓がないことまで、微に入り細を穿って記載されていました。(夜間運転の際は 4 号車が女性専用となる)

 

                ( まもなく特急「けごん」は発車していきました )

 

そして、東急電鉄の車両で半蔵門線経由の久喜行が来ました。

 

 

こちらも調べてみると、 2007 年投入の 7000 系という電車らしいです。シートが変わっています。

東武線であっても、いろいろな会社の電車が入り込んでくるのは「鉄ちゃん」でなくても、楽しいことです。

 

 


「明けゆくや・・・」総願寺芭蕉句碑

2018-01-10 19:49:20 | 俳句修行

玉嶹山(ぎょくとうざん)不動院総願寺には、加須市の文化財指定の芭蕉句碑がある。

 

 

それがどこにあるか分からないので、参詣人やお札を売るテントの人などに聞き、最後に社務所のお坊さんに聞いたら寺の裏庭にあることが分かった。

お坊さんは親切に、句の意味まで教えてくれた。

 

 

                  明けゆくや二十七夜も三日の月

 

この句は、ほのぼのと白みかけた暁の空に旧暦27日の月(月齢 26 )を見た。その眉のような月は、形も趣もまるで三日の月(月齢 2 )と同じように見えるなあと、月のあわれぶかさを詠んだのである。

この句には「ある所に旅立ちて、舟の中に一夜を明かし下弦の月のあはれなる暁、蓬より頭出して」と詞書(ことばがき)があり、貞享三年秋の作とのこと。

江戸時代になると、関東地方は舟運が相当発達して、利根川のような大河の付近では舟を利用しての旅が容易だったようだ。

 

この碑には、天保 14 年( 1843 )の銘があり、近在の俳人が芭蕉没後 150 年の追悼供養として建立した。

「明けゆくや」は三行に分けた真ん中に書かれている。

27 夜というところは七を二つ重ねて、七七と書いている。

 

多くの芭蕉の句の中からこの句を選んだのは、この地が利根川の近くにあって舟旅が容易であることと無関係ではないだろう。

 

 

 

 

 


2018 加須街歩き ③

2018-01-09 16:13:03 | 関東の小都市歩き

 

街の中央を西から東に流れる“会の川”に架かる石橋群の中でも、かってはひときわ目を惹いたであろう“不動橋”は、関東三大不動の一つ玉嶹山不動院総願寺の門前にあります。

 

                         (山門を境内側から撮りました)

                          (山門の仁王さんです)

 

霊験あらたかな不動さんが立派なお堂に祀られているのですから、近在から、特に江戸からも、多くの参詣客が訪れたに違いありません。

 

                         (不動堂を正面から見る)

                       (奉納された銅製の灯明台)

                      (不動堂の大屋根)

         (節分会に豆を撒く人たちの名、この寺は年男が撒くものは自前だそうである)

              (なぜ傾いているのか不明だが年季の入った松)

 

文化財として、行田市忍城の門があります。

 

                              (一枚板の扉)

                          (門の上部)

 

かっての繁栄を偲びながら駅に向かい、途中の和菓子店で「鯉のぼり最中を買いました。

 

 

 

 


2018 加須街歩き ②

2018-01-08 17:09:22 | 関東の小都市歩き

うどん界の絶対王者・香川県に戦いを挑む恐れを知らない埼玉県は、「生めん」「ゆでめん」の生産量において、香川県 47. 080 小麦粉使用トンに次ぐ 24. 403 トンで 大差をつけられての 2 位だが、3 位群馬県の 14. 387 トン  には大差をつけている。

その「うどん県埼玉」にあって“加須うどん”は有力なブランドだ。(データは 「J タウンネット」より引用)

1 月 6 日(土)千方神社参拝のあと、東武線の踏切を渡って久下(くげ)のうどん店を目指した。

 

 

交通量の多い道路わきの立派な店だ。

 

 

この店の一オシは“味噌仕立てけんちんうどん 800 円”だ。

 

 

“天ぷら釜揚げうどん 1200 円”もうまかったそうだ。

 

 

店を出て、車は多いが人はさっぱり見かけない道を北に進んだ。

 

 

 

道端の民家の前に猿田彦大神の石碑を見つけた。猿田彦は、日本神話ニニギノミコト降臨の際先頭に立って道案内をした神様だ。

 

                 (このあたりは昭和を感じさせる町並みだ)

 

通りを突っ切って更に北に進むと「会の川」に出た。この川に架かる橋がみな石橋であることに気づいた。

 

 

 

 

 


2018 加須街歩き ①

2018-01-07 22:40:01 | 関東の小都市歩き

                          ( 東武線加須駅北口)

 

1 月 6 日(土)東武伊勢崎線で加須に来ました。

最初に行ったのは近くの千方(ちかた)神社(中央 2 丁目)です。

 

 

ウイキペディアによれば、明治 5 年に村社「千万社」ができ、大正 2 年に「千方神社」に改めたのだそうです。なお、「千方」(ちかた)というのは平将門を討った藤原秀郷の六男の名です。何か深い歴史がありそうですが、それ以上のことは分かりません。

 

 

境内は 446 坪と広く、その大部分は広場です。

 

 

広場の周りを、いろいろな神社、石碑が取り囲んでいます。

 

                             (浅間神社)

                          (八坂神社の屋根の部分)

                               (稲荷神社)

 

注目すべきは、文化財に指定されている「石敢當」(せきかんとう)でしょう。

 

               

 

説明版にありますが、道路の突き当たりや門、橋などに置いて禍を防いだのです。中国伝来の悪魔よけの一種です。沖縄や九州地方では今も多くみられ、沖縄では土産物にもなっていますが、関東ではほとんど知られず、江戸時代のものは埼玉県では 2 基しかないそうです。

 

石碑では日露戦役記念碑がありましたが、山形有朋の書というのはめずらしいのではないかと思いました。

 

               

 

 

 

 

 

 

 


箱根駅伝を観た

2018-01-04 20:12:55 | つれづれ

 

終わってみれば、やっぱり青山学院は強かった。

 

 

原監督は重くて持ち上がらない。

 

 

往路は一位でも復路に勝てなかった東洋大のメンバーには笑顔はない。

一年生を多用して勝ちにいったのに報われなかった。

 

ところで、昨年 11 月の全国大学駅伝を制し、今回も優勝候補の一つに推されていた神奈川大学が 13 位に沈み来年のシード権をも失ってしまった。このように何が起こるか分からないレースに 4 連覇とはすごい。監督の指導法が注目されるのは無理もない。

今年第 94 回の開催だったこの東京箱根間往復大学駅伝(往路 107. 5 km  復路 109. 6 km)第一回大会は、大正 9 年( 1920 )早大、慶大、明治、東京高師(現筑波大)の 4 校で行われ勝ったのは東京高師だったそうだ。

その東京高師の出身で、明治 45 年のストックホルム五輪にマラソン代表として出場した金栗四三(かなぐりしぞう)は、自身は途中棄権だったが、その後日本マラソン界の父と言われるように、選手養成に力を尽くした。

大正 6 年読売新聞が企画した「京都三条大橋~東京上野不忍池 東海道駅伝徒歩競走 」にも金栗は貢献したらしい。西郷隆盛に次ぐ平成 31 年の大河ドラマの主人公は、この金栗四三(かなぐりしぞう)で演ずるのは中村勘九郎とのこと。(ネットで調べていったら次々と分かってきた事実だ)


手賀沼の鳥たち

2018-01-02 20:22:23 | 手賀沼  冬

手賀沼の西端にあるふるさと公園です。

 

 

手賀沼はここから東に広がっています。

 

 

私見ですが、手賀沼を代表する鳥はコブハクチョウだと思います。

飼育しているわけではないのに、今や手賀沼に 150 羽以上いて、四季を通じて見ることができます。

 

 

ハクチョウと違うのは、くちばしの黒い部分が少なく、ハクチョウの黄色に対して赤橙色になっていて、目の先に黒いコブがあることです。

飛べないわけではないのに、ほとんど水上にいて、時々遊歩道をヨチヨチ歩いています。(コッコ、コッコと鳴きながら隊列を組み、手賀沼の周りを飛んでくれればすばらしいのですが、それはできません。でも、3 羽ぐらいでギシギシと羽をきしませて飛ぶ姿を見たことがあります。

長い首を伸ばしとてもかっこよかったですけどねー。

 

 

手賀沼で四季を通して見られるコサギです。足指が黄色なので、「黄色いソックスをはいている」と覚えると他の鷺類と区別しやすいです。

 

 

オオバンは我孫子市の鳥です。

手賀沼では多く見られ、大体集団で水面を泳ぎ回っています。パンなどを投げてやると喜んで集まってきます。その点はコブハクチョウに似て人なつっこい鳥です。

赤い嘴のバンは、警戒心が強く人前には出てきませんが、同じクイナ科でもオオバンは違います。(みんなでいれば怖くない)とでも思っているのでしょうか。

 

この 10 年間は、いやずっと前からそうであるように、関東平野のお正月の天気は快晴です。ことに、この 3 年間は雲一つありません。気温は、-2℃ ~ 12℃ で、空気はかなり乾燥しています。

2018 年 1 月 1 日は、旧暦の 11 月 15 日、これは、めったにない組み合わせで、日没を見た後振り返ってみると満月が上がっていました。

月を主体にすれば“月は東に日は西に”となり、蕪村の世界です。

この日は、月の出 15 : 56   日の入り 16 :37  でしたから絶好のシチュエーションだったのですが、私には月の出を見るという意識がなかったので蕪村の世界には入れませんでした。(残念)

 

 

 

 


A Happy New Year !

2018-01-01 21:24:57 | つれづれ

2018 年 平成 30 年 戊戌 一月一日となりました。本年もよろしくお願いします。

本年も廣幡八幡宮(柏市増尾)の“浦安の舞”から始まります。

 

 

近くの柏市名戸ヶ谷にある「香取神社」にも立ち寄ってみました。

 

                (境内に百庚申が並ぶ歴史ある地域の神社です)

 

凧揚げをしている人がいました。

 

      (東京世田谷区から帰省した親子の凧をカメラでとらえるのは至難の業でした)

 

家に帰ると、ニューイヤー駅伝で優勝チームがゴールしたところでした。

 

 

昨年のドラマ「陸王」のつづきかと思ってしまいました。

 

夕方、サンセットを撮りに行きました。

 

 

ふと、振り返ってみると、満月でした。

 

 

旧暦では、今日は 11 月 15 日です。