
今年は各地で台風による水害が起こっている。
北海道、東北の農地のこんなひどい有様はかつて見たことがなく恐ろしい。
高知県は台風の被害は今のところ免れているが、明日は我が身、人ごとではない。
しかし、雨がなく日照りが続いたことで、ヨトウムシの発生がひどい。
手で捕殺するも限界があり、
特に7aの長ネギ畑が瀕死の重傷を通り越して壊滅状態にある。
種まき、苗づくり、定植、除草、土寄せ。
除草と土寄せは一本ネギに仕上がるまで何度も行うため重労働だ。
それでもあの冬ネギの旨さと言ったら格別である。
まずくて硬いネギなら
オールシーズン買ってまで食べない我が家だからネギは貴重品である。
手間をかけても収穫にまで至らなければ努力はないものに等しい。
いい訳はしても仕方ない、また出来ないのが有機栽培の世界だ。
あー、売るものがないだけでなく
食べるネギがなくなってしまう!と心底残念だ。
こうなったら、少しは神さまのお恵みをと祈るばかりである。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年10月号より転載しました。