
食品衛生法の改正を知ったときは
大変ショックでした。

(高知新聞2023年12月12日)
機械によらず
人の手によってつくるものは
何百年と続いてきた日本の伝統です。
人によってやり方も違うし、
味も違う。
それでいいんかねと。
思いはいろいろあります。
もっと若かったら
いろいろ行動を起こしていたかもしれません。
ただ年齢も年齢だし、
引退するときかもしれないとも思います。
今後は売る売らないに関わらず、
みなさんが
自分の分を自分で作ってくれたら、
そして子どもにも伝えていったら、
伝統はすたれずに続いていきます。
2023年漬分梅干しは、
たくさん注文いただいたので
4月で終わりそうです。
今年から梅干しの製造量が
自家用だけに減るので、
5月⑤回目から青梅を出荷する予定です。
みなさんに梅の実を買ってもらって、
ご自身でぜひ梅干しを手作りしてください。

「かざぐるま流の梅干の作り方」をお伝えします。
・梅を洗って乾かす
(水がついているとカビになりやすいので
拭き取るなりして水気をなくす)
・塩を準備する
(あまり少ないと腐りやすいので
我が家では18%にしている)
・梅に焼酎などを振りかけて
塩がくっつきやすいように湿らす。
・ビンに梅→塩→梅→塩と交互に入れる。
・数日すると梅酢が上がって
色が変わってくる
(時々、ビンをゆすって、
上の方の梅にも梅酢がかかるようにする)
そのまま、やわらかくなるまで置く。
・梅がやわらかくなったら紫蘇をいれる
(紫蘇は洗って水気を切り、
塩でもむ・・塩が多いと辛くなる)
よく絞ってビンに入れ
(この時、できれば、
別のビンへ梅→紫蘇→梅→紫蘇と
入れていく方が良い)
梅酢が、まんべんなく
梅と紫蘇にふれるようにビンを回す。
・一か月以上置いて、
梅に紫蘇の色がついたら取り出し、
晴天が三日以上続く日を選んで
ザルに並べて三日三晩干す
・・・四日目に空ビンに戻す。
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年5月号より転載しました。