旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション42 「みやぎ黄金海道」(仙台駅)

2021-12-11 09:58:14 | 駅弁コレクション
【みやぎ黄金海道】(仙台駅)
                           2021.12.11投稿

2006年(平成18年)12月10日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,050円
                      [製造元](株)こばやし


 金色にきらめく海と、支倉常長ら慶長遣欧使節が太平洋横断に使用したサン・ファン・バウティスタ号の写真が描かれた、掛紙(スリーブ)が目を引きます。
 駅弁名の由来についてはスリーブの底面に説明が載っています。


 白飯の中心に蒸しウニが載り、それを取り囲むように錦糸玉子の上に山くらげと穴子煮、帆立煮・酢れんこん・銀鮭の薄焼き・イクラ醤油漬け・生姜酢漬が載っています。


 掛紙同様、開けたときのインパクトはそれなりにありました。
 全体的に美味しい駅弁でしたが、「黄金海道」のインパクトがもう少し欲しい様な気がしました。

 製造・販売のこばやしは、当初は茨城県水戸市にある和菓子店「井熊総本家」の仙台支店であったものが、1920年(大正9年)11月10日から弁当の製造と構内販売を開始した老舗で、第二次世界大戦中、一時期営業を中断したものの現在でも営業を続けています。
 1975年(昭和50年)より、作曲家の小林亜星さんをイメージキャラクターに採用しています。
 CMソングの作曲担当をきっかけに、社名と同姓であることやふくよかな体格と恰幅の良さが『ご飯をいっぱい食べる』ことを連想させ弁当店のイメージに合う事からオファーを行い、ロゴマークにも法被姿のイラストを描き、亜星さんが亡くなった今も商品は勿論名刺や配送車にも描かれているそうです。


 『みやぎ黄金海道』はリニューアルして、気仙沼市、石巻市、南三陸町、女川町の2市2町で構成する「みやぎ三陸黄金海道観光推進協議会」推薦の『新みやぎ三陸黄金海道』として販売されています。
 (株)こばやしの商品説明です。
 新みやぎ三陸黄金海道は気仙沼のサンマ、南三陸の銀鮭、石巻の穴子、女川の笹かまぼこなどが入った海鮮のお弁当です。
 宮城県北東部の太平洋沿岸、気仙沼、南三陸、石巻、女川地方は「黄金海道」と呼ばれ、奥州藤原氏四代の平泉黄金文化を支えた金の産地がこのエリアに散在していたことが由来と言われています。
 このエリアの食材を使用し、風化させてはいけない東日本大震災復興支援の一助となっています。
【お品書き】
 白飯(宮城県産環境保全米ひとめぼれ使用)
【気仙沼】サンマの甘露煮
【女川】仙台名物笹かまぼこ
【石巻】真穴子煮(刻み煮穴子)
【三陸】三陸銀鮭の照焼き
 うに酒蒸し、いくら醤油漬け、茎わかめ、とびっこ、厚焼玉子、甘酢生姜




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