四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

黒いアゲハたち

2012-05-05 20:25:00 | 
大雨の明けた5月4日、ミヤマカラスアゲハなど黒いアゲハチョウの仲間を探しに大磯へ出掛けました。
家を出る頃は怪しげな天気でしたが、花水川を越え大磯に入ると太陽が照り始め、相模湾の方向には青空が覗いていました。お昼過ぎまで明るい曇りで暖かく、多くの蝶が現れました。その後は気温も下がって雨模様に。


クロアゲハ♂

ツツジの咲く現地に到着すると、先ずクロアゲハが顔を出してくれました。後翅の前縁に白い帯が見えるので雄です。


ジャコウアゲハ♂

やがて、ジャコウアゲハ♂が現れました。体に毒を持っているので悠然とツツジに頭を突っ込み、吸蜜しています。胴体は赤い警戒色を示し鳥に食べられる心配はありません。



このジャコウアゲハ♂は、直ぐ近くの草地に身を隠して休息し、またツツジを訪れることを繰り返していました。


ジャコウアゲハ♀

ジャコウアゲハ♀もツツジの奥深くまで入り込んでゆっくりと吸蜜中です。雌は翅の色が褐色がかっています。


ミヤマカラスアゲハ♂

お目当てのミヤマカラスアゲハもやってきました。かなりのスピードでツツジを周遊するように訪れ、いくつかの花を忙しなく回ると直ぐに飛びたちました。



この写真は、翅の裏側。


ミヤマカラスアゲハ♀

大分経ってからミヤマカラスアゲハ♀もやってきました。じっくりと撮る暇もなく飛び去ってしまいました。


カラスアゲハ♂

カラスアゲハ♂は、何度もやってきましたが、相性が良くないのか、動きが激しいのか、あまり撮影チャンスをものにできませんでした。

そのほか、モンキアゲハ、オナガアゲハ、アオスジアゲハも見かけました。

この日は、黒いアゲハの仲間を6種類(クロ、ジャコウ、オナガ、カラス、ミヤマカラス、モンキ)観察したので、あとはナガサキアゲハを残すのみです。地元の相模原・町田では、今年になってアゲハとキアゲハしか見ていませんでしたが、さすが大磯は温暖で、すでに初夏の蝶たちが賑やかに飛び交っており、気候・生息環境の違いを感じました。

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