四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

谷戸草地の蝶たち

2012-05-11 19:20:00 | 
町田市の谷戸では、田んぼの畔道の草刈りが進み、間もなく田起しの季節を迎えます。


谷戸の風景(5月8日、10:23撮影)

まだ草刈り前の広い畦には、黄色、紫色の花が咲き乱れ、そこに座ってしばし休憩しました。


ムラサキサギゴケとスジグロシロチョウ

座っていると、ムラサキサギゴケにスジグロシロチョウが吸蜜に来ました。写真は飛び立とうとしている瞬間です。


コチャバネセセリ

畦道のハルジオンにコチャバネセセリが来て、花から花へと移動しますが、吸蜜時間がゆっくりで人を恐れないので、マクロで近接撮影しました。背景は、草刈りの済んだ田起し前の田んぼ。
コチャバネセセリをこの辺(多摩丘陵)で見たのは今年初めてです。


ミヤマセセリ♀

ハルジオンでミヤマセセリの雌が吸蜜していました。4月にミヤマセセリが出現した頃に見たのはほとんどが雄でした、この日は、吸蜜する雌を何頭か目撃したものの、雄には出会いませんでした。雌が産卵のため生き長らえ、雄はもういなくなったのでしょうか。

小山田緑地のアサザ池近くの草地に移動しました。


ベニシジミのツーショット(12:54)

下の個体が上の個体を追いかけていたので、上が♀、下が♂と思います。
ベニシジミは、草地のどこでも見られ、活動中の他に休止中の個体が多いと感じました。


ヒメウラナミジャノメ

次に多く見かけたのがこのヒメウラナミジャノメです。草地の間を縫うように飛び跳ねるように飛ぶのが印象的です。写真は、翅の裏。波模様の中に蛇の目の紋があります。
多摩丘陵では今年の初見ですが、数が多いので、少し前に出現しはじめたのだと思います。


ツバメシジミ♀

ツバメシジミの雌がカラスノエンドウに止まっていました。カラスノエンドウは、ツバメシジミの食草です。最近は、雄よりも雌を見る機会が多くなりました。


コバノタツナミ(シソ科)

小山田緑地本園にて。
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