四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

相模原・町田地区のダイミョウセセリ

2014-08-20 16:15:00 | 
関西のダイミョウセセリの後翅には白帯があり、関東型には白帯がないとされています。

しょうちゃんの雑記蝶のshouchanさんが撮影された九州のダイミョウセセリの後翅には目立つ白帯が現れ、関東産には白帯の痕跡程度しかないので、別種なのかと思わせるほどの相違があります(※1)。

京都府の三重県境に近い地域にお住まいの受身の園芸のuke-enさんは、関西型に近いもの、白斑列がほとんど見えない関東型に近いものの両方が観察され、関西型と関東型の中間の様相を呈しているようです(※2)。

そこで、マイフィールドとしている相模原・町田地区のダイミョウセセリの後翅の斑紋がどのようにばらついているのか、7個体の写真で示しました。白帯欠如のものから痕跡の度合いの少ない順に並べています。
※相模原市は神奈川県北部、町田市は東京都南部にあり、境川を挟んで隣接しています


1. 2013年5月10日 相模原市南区 


2. 2013年5月11日 町田市


3. 2013年4月25日 相模原市南区


4. 2013年5月19日 相模原市南区


5. 2013年5月17日 町田市


6. 2013年5月10日 相模原市南区


7. 2013年5月21日 相模原市南区

分類すると:
白帯の痕跡の僅かなもの(1,2)
白斑が少し浮き出ているもの(4~6)
白斑が目立つもの(7)
よくわからないもの(3)

関西型のような明瞭な白帯を示すものはありませんでしたが、白帯の痕跡が大なり小なり見られるという状況でした。